MATCH試合

2021.10.23 sat 練習試合2

2021.10.23
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
53
FULL
TIME
12
清水建設江東ブルーシャークス
清水建設江東ブルーシャークス
横浜E
練習試合2 キヤノンスポーツパーク
練習試合2 CSP
江東BS

試合概要

キックオフ日時2021.10.23 (土) 12:00
試合会場キヤノンスポーツパーク
所在地東京都

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
清水建設江東ブルーシャークス
江東BS
53 31 前半 0 12
22 後半 12
前半 後半
5 4
3 1
0 0
0 0
0 0
9 T 2
4 G 1
0 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
0 2
0 1
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
安昌豪 1 PR 1 菅原崇聖
朴成浩 2 HO 2 大西訓平
津嘉山廉人 3 PR 3 陳野原涼
田中真一 4 LO 4 日高駿
ソセフォ・ファカタヴァ 5 LO 5 NASH TYE
占部航典 6 FL 6 佐藤諒
吉田大亮 7 FL 7 長谷銀次朗
コーバス・ファンダイク 8 NO.8 8 白子雄太郎
松山光秀 9 SH 9 櫻井大志
永富健太郎 10 SO 10 GARTH APRIL
薬師寺晃 11 WTB 11 宮嵜永也
ハヴィリリッチー 12 CTB 12 DICK WILSON
山本雄貴 13 CTB 13 森田澄
高木一成 14 WTB 14 尾﨑達洋
山田聖也 15 FB 15 金澤徹
三好優作 16 R 16 志村太基
五十嵐優 17 R 17 田中利輝
船木頌介 18 R 18 金沢一希
久保克斗 19 R 19 JOSHUA BEKHUIS
アニセサムエラ 20 R 20 崎野諒太
杉永亮太 21 R 21 小川拓朗
安井龍太 22 R 22 安永賢人
天野寿紀 23 R 23 松土治樹
小倉順平 24 R 24 臼井礼二朗
ヴィリアメ・タカヤワ 25 R 25 山田雅也
田畑凌 26 R 26 野中亮志

清水建設江東ブルーシャークスとの練習試合レポート(10月23日 KO12:00)

前週の東芝ブレイブルーパス東京戦からメンバーを大幅に入れ替え、若手主体のメンバーで挑んだ横浜キヤノンイーグルス。秋晴れのベストコンディションのなか、清水建設江東ブルーシャークス(江東BS)をホームで迎え撃った。

■前半

イーグルスボールでのキックオフ。ボールを確保してからはテンポ良く敵陣に攻め込み、相手陣での攻防が続く。
前半6分、イーグルスボールのスクラムから、相手ペナルティーを誘いアドバンテージをもらい、BKに展開。FWとBKが一体となった連続攻撃で最後はCTB山本雄貴選手が相手ディフェンスのギャップを突き、チームに勢いを与える先制トライ。(7-0ゴール成功) 

リスタートのキックオフ直後、イーグルスのペナルティーで自陣まで攻め込まれるも、CTBハヴィリリッチー選手の好タックルで相手の攻撃の芽を摘み、逆に相手陣まで攻め込む。しかし、ゴールラインに迫りはするが、得点できずターンオーバー。その後はプレーが切れることなく目まぐるしく攻守が入れ替わる。

前半18分、FB山田聖也選手の好キックから新ルール50:22が適用され、敵陣22m付近でイーグルスボールのラインアウトでチャンスをつかむ。球出しは乱れるも再獲得して連続攻撃を仕掛け、最後はBKがボールをつなぎWTB高木一成選手がトライ。(12-0ゴール失敗)

自陣からも果敢に攻め、アタックの手を緩めないイーグルス。SO永富健太郎選手が裏のスペースへのキックを効果的に使い、そのボールをNo8コーバス・ファンダイク選手、PR安選手とつなぎ前進。最後はFL吉田大亮選手にボールが渡りトライ。(17-0ゴール失敗) 

FW/BK一体となったアタックで江東BSを圧倒する。この試合では素早く前に出るディフェンスで相手にプレッシャーかけるチャンスを得るシーンが多く目立った。
前半32分、そのディフェンスから江東BSがボールをファンブルしたところに山本選手が反応し、ボールを確保。山田選手へオフロードパスで繋ぎそのままトライ。(24-0ゴール成功)

相手にボールは渡るものの、イーグルスの効果的なディフェンスもあり相手はたまらずキックを選択。ダイレクトタッチとなり、イーグルスがマイボールラインアウトを獲得。
前半38分、そのラインアウトからのアタックでFB山田選手がラインブレイクし、最後はSO永富選手が中央に走り込みトライ。(31-0ゴール成功)

終始、イーグルスのペースで前半を終え、31-0で折り返す。

■後半

江東BSのキックオフでスタート。
後半1分、メンバーを総入れ替えし、勢いのある江東BSはイーグルスのタックルミスからチャンスを作り、ノーホイッスルトライを決める。(31-5 ゴール失敗)
後半5分、テンポが出てきた江東BSは、イーグルス陣内でのモールからSHが一瞬のスキを突き、ゴール中央にトライ。(31-12 ゴール成功)
イーグルスは後半立ち上がり5分の間に立て続けに2トライを許してしまう。

切り替えたいイーグルスは、前半同様、目まぐるしく攻守が入れ替わるなかでも、自陣から積極的にボールを動かしアタックする。

後半20分、イーグルスボールのラインアウトからのアタックでCTB田畑凌選手が相手のディフェンスラインの裏のスペースへボールを転がす。そのボールに圧力をかけターンオーバーに成功。一気に外に展開してCTB田畑選手がトライ。(36-12 ゴール失敗)

後半31分、江東BSボールのスクラムでペナルティーを獲得すると、イーグルスは再度スクラムを選択。そのスクラムで相手を圧倒すると、足元のボールをコントロールしながらNo8安井龍太選手がゴールに持ち込みトライ。(43-12 ゴール成功) 
後半開始からスクラムで苦戦していたFW陣であったが、そのスクラムを起点にもぎ取った価値のあるトライとなった。

後半35分、再び敵陣でペナルティーを得るとラインアウトを選択、モールを形成し、最後は交代して入ったHO三好優作選手がグラウンディングしトライ。(48-12 ゴール失敗)
さらに試合終了間際にもラインアウトモールから再びHO三好選手がねじ込み、トライ。(53-12 ゴール失敗) 

直後のリスタートにおいても自陣から攻める姿勢を崩さなかったイーグルスだったが、最後はノックオンでノーサイド。
どこからでも果敢に攻めるイーグルスらしいプレーが随所に出ての連勝だが、現状に満足している選手はいないはず。目指すべきクオリティーに達するために、大分合宿を経て、さらに精度を上げていきたい。

選手インタビュー

占部航典選手

今回の試合は、戦う気持ちを見せるというテーマで、前半の最初からイーグルスのラグビーをしようとスタートしました。前半は、我慢の時間が続きましたが、イーグルスのラグビーをすることができました。後半の序盤は、相手に簡単に得点され波が出てきてしまいました。この波をなくすことが今後イーグルスの成長にも繋がってくると思います。チームとしても、個人としてもこの試合をレビューし、次に生かしていきたいです。

ハヴィリリッチー選手

今回の試合は、今までやってきたことを全部出し切る事を全員に伝えて挑みました。前半はイーグルスのやりたいラグビーができたと思います。フィジカルは負けないように、相手のディフェンスをみてスペースを探すこと、チャンスがあったら絶対に逃さずにフィニッシュまだ持って行くことなど、イーグルスのやりたいラグビーができました。後半は、相手にトライをとられて入りが良くはありませんでしたが、パニックにならないように落ち着いて、自分たちのペースでできるようにすることを意識し、途中からはイーグルスのペースを取り戻せたと思います。今後の試合は、後半のような入りにならないように意識して取り組みたいです。

朴成浩選手

前半を通して、攻守に渡り我慢強くプレーできたのがその後のスコアに繋がり自信になりました。後半の入りは相手に勢いを与えてしまいましたが、その後慌てずにうまく立て直す事ができました。FW、先週に引き続きスクラムで相手にプレッシャーをかけチームを前に出すことができたのが収穫だと思いますが、改善点もあるので、しっかりみんなで改善してもっと良いスクラムを組めるようになります。ラインアウトモールもトライは取れたが、課題も出たのでしっかり改善していきます。

永富健太郎選手

今日の試合は前半は自分たちのやりたいことができていました。それはスタートの20分を大事にしようと話をしていて全員がそれを実践できたからだと思います。後半も入りを意識しようと話していたがイーグルスの良くない部分が出てしまい失点してしまいました。しかしその後は自分たちでやることを明確にし修正することができたのは良かった部分だと思います。個人としてはいくつかキックのミスがあったのでもっと上手くなるという意欲を持って練習に取り組んでいきます。

山本雄貴選手

沢山の応援ありがとうございました。「前半の初めから自分たちの闘う意志を示そう」というチームテーマで挑んだ試合でしたので、立ち上がりからFW、BK共にその意志を体現できたことが何より良かったことだと思います。それとは逆に、後半の初め、立て続けに相手にトライを取られる展開でしたが、自分たちがより強く繋がり、もう一度流れを呼び込もうという意志統一の元、FWのセットプレーから再びイーグルスの流れに持ち込み、勝利出来たことを嬉しく思います。80分間の中の浮き沈みを両方経験し、それを次に活かせる試合にできたと思います。今回の課題点に対して目を逸らすことなく精進していきたいと思いますので、引き続きイーグルスへの熱い応援をよろしくお願いいたします。