MATCH試合

2023.02.04 sat 第7節

2.4 SAT
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
34
FULL
TIME
13
リコーブラックラムズ東京
リコーブラックラムズ東京
横浜E
第7節 ニッパツ三ツ沢球技場
第7節 ニッパツ
BR東京

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2023.02.04 (土) 14:30
試合会場ニッパツ三ツ沢球技場
所在地神奈川県
天候晴れ/微風
ピッチ状態良い
入場者数6,264人

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
リコーブラックラムズ東京
BR東京
34 17 前半 13 13
17 後半 0
前半 後半
2 2
2 2
0 0
1 1
0 0
4 T 1
4 G 1
0 PT 0
2 PG 2
0 DG 0
前半 後半
1 0
1 0
0 0
2 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 西 和磨
三好優作 2 HO 2 小池 一宏
津嘉山廉人 3 PR 3 笹川 大五
コーバス・ファンダイク 4 LO 4 ジョシュ ・グッドヒュー
リアキマタギ・モリ 5 LO 5 ロトアヘア ポヒヴァ大和
シオエリ・ヴァカラヒ 6 FL 6 柳川 大樹
嶋田直人 7 FL 7 松橋 周平
シオネ・ハラシリ 8 NO.8 8 アマト ・ファカタヴァ
ファフ・デクラーク 9 SH 9 高橋 敏也
小倉順平 10 SO 10 アイザック ・ルーカス
ヴィリアメ・タカヤワ 11 WTB 11 ネタニ ・ヴァカヤリア
梶村祐介 12 CTB 12 ハドレー ・パークス
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 池田 悠希
イノケ・ブルア 14 WTB 14 メイン 平
エスピー・マレー 15 FB 15 マット ・マッガーン
庭井祐輔 16 R 16 森 雄基
安昌豪 17 R 17 眞壁 貴男
松岡将大 18 R 18 柴田 和宏
ミッチェル・ブラウン 19 R 19 ネイサン ・ヒューズ
杉永亮太 20 R 20 ブロディ ・マクカラン
荒井康植 21 R 21 南 昂伸
田村優 22 R 22 礒田 凌平
竹澤正祥 23 R 23 栗原 由太

イーグルス、リコーブラックラムズ東京に34-13で快勝!4トライを挙げて勝ち点5を獲得

交流戦初戦となった前節(第6節)は首位の埼玉ワイルドナイツを相手に勝利目前で逆転され、19-21で惜しくも敗れた横浜キヤノンイーグルス。それでも7点差以内で得られるボーナスポイント(勝ち点1)を獲得し、総勝ち点を17として5位(第6節終了時点)に踏みとどまった。

そして迎えた2月4日(土)の第7節は、同9位のリコーブラックラムズ東京を横浜に迎えての一戦となった。会場のホストスタジアム、ニッパツ三ツ沢球技場には6,264人のファンが駆け付けたほか、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長や日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチもスタンドで観戦。大いに注目されるなか、キックオフ時刻の14時30分を迎えた。

■前半

WTBイノケ・ブルアが先制トライを決める

前半は序盤からイーグルスがペースを掴む。7分、敵陣でのマイボールラインアウトからモールで押し込むと、パスアウトされたボールをキャッチしたCTBジェシー・クリエルが鋭いランとステップで前進。そしてFBエスピー・マレー、右大外のWTBイノケ・ブルアとパスがつながり、WTBブルアがトライ。SO小倉順平のゴールも決まり、イーグルスが7-0と先制する。

FBエスピー・マレーのトライ後反撃を許し接戦に

さらに直後の9分、WTBブルアのランなどで一気に敵陣深くまで攻め入ったイーグルスはラックからSHファフ・デクラーク、LOリアキマタギ・モリとパスをつなぎ、FBマレーがインゴール右隅にトライ。14-0とさらにリードを広げる。

その後は相手にトライとゴール(25分、27分)、PG(31分、36分)を許したものの、イーグルスも34分のSO小倉のPGで応戦し、17-13とリードして前半を終える。

■後半

モールからFL嶋田直人がトライを決めてリードを広げる

後半に入るとイーグルスは再び前半序盤のような勢いを取り戻す。まずは7分、SO小倉のPG成功で20-13とすると、14分には敵陣5mライン付近でのマイボールラインアウトから得意のモールで押し込み、最後はFL嶋田直人がトライ。27-13とリードを14点に広げる。

NO.8ミッチェル・ブラウンのトライでトライ数の差が3に

さらに21分、イーグルスは敵陣ゴール前のスクラムを起点に攻めると、ラックからCTBクリエルのパスを受けたNO.8ミッチェル・ブラウンがトライ。34-13と21点差に広げ、トライ差を3とする。

結局、後半は相手に得点を許さなかったイーグルスが34-13で快勝し、今シーズン4勝目(2敗1分け)。先制トライを決めたWTBブルアがプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。3トライ差をつけたことによりボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得、総勝ち点を22として4位に浮上した(第7節全試合終了時点)。

バイウィーク(休みの週)を挟み、2月18日(土)の第8節は、今シーズン2試合目となる大分でのホストゲームに臨む。相手は昨シーズンも交流戦で対戦した東芝ブレイブルーパス東京だ。勝ち点21で5位につけている相手だけに、イーグルスとしては4強に踏みとどまるためにも極めて重要な一戦となる。ぜひ2節連続での快勝に期待したい。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

先週の負けから学んだことを活かし、結果的に5ポイント(勝ち点5)を獲得できたことは評価しています。今週の選手たちの取り組みも非常にハングリーで、スタンダードがぶれることはなく、エフォート(努力)の部分で成長していると感じました。試合展開などに一喜一憂することなく自分たちのメンタルを保つといった面でもさらにレベルアップして、チームとして成長していきたいと思います。バイウィークに入りますのでしっかりとリカバリーすることと、もう一度成長すること、その切り替えをうまくやっていく2週間にしたいと考えています。

■CTB梶村祐介キャプテン

先週の敗戦でトップ4のチームとの差がまだまだあると感じましたので、練習でそれを埋めていこうとチームで話をしました。その結果いい取り組みができた1週間となり、実際に今日は前半序盤からスコアを重ねることができました。流れがこちらに傾いた時に相手に簡単に流れを与えてしまう場面もありましたが、それでも80分間、自分たちをコントロールして結果的に5ポイントを獲って勝利できたので、チームとして成長できたと感じています。次節はトップ4に入るうえで非常に重要な試合です。チームとして勝つ準備をしてぜひ勝利したいです。

■戦列に復帰し今シーズン初のメンバー入りと出場を果たしたHO庭井祐輔

(自身の復帰まで)チームはいい状態だなと思いながら見ていました。前節(埼玉ワイルドナイツ戦)は悔しい結果に終わりましたが、やりたいことはできていました。トップ4との少しの違いは何かをみんなで考えて今日の試合に臨み、5ポイント獲れたのはよかったと思います。今は誰が出場してもレベルが高く、HOもメンバーが例年より大きく変わっていますがパフォーマンスは良好です。そういう意味でもチーム力は上がっていると思います。個人的には日本代表への復帰もまだまだあきらめていないので、ここからもっとがんばらないといけないと考えています。

■今シーズン2試合目の出場で80分フル出場し勝利に貢献したFL嶋田直人

(自身のトライについては)まず、HO三好優作がいいスローをしてくれました。そしていいジャンプ、いいリフトがあり、後ろにいた僕が最終的にボールを持ってインゴールに置いた形です。FWとしてモールを練習してきた成果が出ました。トライによってチーム自体がさらに勢いに乗ったと思います。モールディフェンスについてもやってきたことが出せてよかったです。久しぶりの80分フル出場はキツかったのですが、自分の役割であるタックルやブレイクダウンでの仕事はできたと思っています。もっともっといい仕事ができるようにしていきたいです。

■初のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたWTBイノケ・ブルア

心身ともにしっかりと自分の力を発揮できるように準備してきましたので、今日の結果はよかったです。(プレイヤーオブ・ザ・マッチを受賞して)自分はあくまでもWTBとして大外に位置して、ボールが来たらトライまで持っていくという仕事をしただけです。その(トライに至るまでの)状況を作ってくれたのはFWですので、彼らの仕事には脱帽しています。自分の持ち味はボールキャリーで、ディフェンスは今まさに鍛えているところです。チャンスがあれば日本代表でプレーしたいと考えていますので、これからもがんばります。