MATCH試合
2024.04.27 sat 第15節
TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.04.27 (土) 14:30 |
---|---|
試合会場 | パロマ瑞穂ラグビー場 |
所在地 | 愛知県 |
天候 | くもり時々雨/弱風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 8,769人 |
試合記録
横浜E |
トヨタV |
|||
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31 | 17 | 前半 | 14 | 35 |
14 | 後半 | 21 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 2 |
2 | 2 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
4 | T | 5 |
4 | G | 5 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
2 | 3 |
2 | 3 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
安昌豪 | 1 | PR | 1 | 清水岳 |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | 加藤竜聖 |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | 木津悠輔 |
レキマ・ナサミラ | 4 | LO | 4 | ジョシュ・ディクソン |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | アイザイア・マプスア |
コーバス・ファンダイク | 6 | FL | 6 | ウィリアム・トゥポウ |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 姫野和樹 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ピーターステフ・デュトイ |
荒井康植 | 9 | SH | 9 | 茂野海人 |
武藤ゆらぎ | 10 | SO | 10 | ボーデン・バレット |
竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | ヴィリアメ・ツイドラキ |
ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ | 12 | CTB | 12 | シオサイア・フィフィタ |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | 岡田優輝 |
ヴィリアメ・タカヤワ | 14 | WTB | 14 | 和田悠一郎 |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 高橋汰地 |
庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 有田隆平 |
岡部崇人 | 17 | R | 17 | 三浦昌悟 |
杉本達郎 | 18 | R | 18 | 淺岡俊亮 |
ミッチェル・ブラウン | 19 | R | 19 | 山川一瑳 |
シオネ・ハラシリ | 20 | R | 20 | 小池隆成 |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | アーロン・スミス |
エスピー・マレー | 22 | R | 22 | ディック・ウィルソン |
普久原琉 | 23 | R | 23 | 古川聖人 |
イーグルス、トヨタヴェルブリッツにラストプレーで逆転され31-35で敗戦…5連勝を逃し3位浮上ならず
リーグワン第14節終了時点でリーグ戦4位以上が確定し、2シーズン連続2度目のプレーオフトーナメント進出を決めた横浜キヤノンイーグルス。しかも4位から3位への浮上の可能性がまだ残されているだけに、リーグ戦残り2試合も当然ながら勝利を目指す姿勢は不変だ。
4月27日(土)、5連勝と順位の上昇がかかる第15節の相手は、第2節で24-22と僅差で下した6位のトヨタヴェルブリッツ。敵地の愛知・パロマ瑞穂ラグビー場には小雨にもかかわらず8,769人のファンが集結し、世界と国内屈指のタレントが揃う両チームの決戦を見守った。
■前半
LOレキマ・ナサミラのリーグワン初トライでイーグルスが先制
先制に成功したのはイーグルスだった。前半10分、敵陣でフェーズを重ねていき、FLコーバス・ファンダイクやFL嶋田直人らのボールキャリーなどで大きく前進すると、ゴール前で勢いよく走り込んだLOレキマ・ナサミラがSH荒井康植のパスを受けてリーグワン初トライ。初先発のSO武藤ゆらぎのゴールも成功し、7-0とする。
SO武藤ゆらぎのリーグワン初トライなどで前半は3点リードで折り返す
イーグルスは16分にもモールでインゴールまで突き進み、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果トライは認められなかったが、26分にはSO武藤がPGを決めて10-0とリードを広げる。
31分には相手のトライで10-7と3点差にされたものの、イーグルスは34分に再び敵陣でボールをキープし続け、WTBヴィリアメ・タカヤワのゲイン後のラックからSH荒井が素早くパスアウト。それをSO武藤がキャッチしてリーグワン初トライを決める。自らゴールも成功させて17-7と再びリードを10点に広げたイーグルスは、40分に相手にトライを許し17-14とされたものの、わずかにリードしたまま前半の戦いを終える。
■後半
逆転を許すもWTBヴィリアメ・タカヤワのトライで4点差に詰める
後半は再びトライを重ねて点差を広げていきたいイーグルスだったが、8分、13分の相手の連続トライにより17-28と逆転を許してしまう。
追う立場になったイーグルスは18分、ようやく反撃に転じる。敵陣5mラインでのラインアウトモールからBKがボールを回し、CTBジェシー・クリエル、SO武藤、FB小倉順平と滑らかにパスをつないで、最後はWTBタカヤワがインゴール右隅へダイビングトライ。24-28と4点差に迫る。
HO中村駿太のトライで逆転するも最後に相手にトライを許し惜しくも敗れる
さらに28分、イーグルスは敵陣深い位置でラインアウトモールを組むとそのまま押し切り、この試合でゲームキャプテンを務めたHO中村駿太がトライ。31-28と逆転する。
3点のリードを最後まで死守したいイーグルスだったが、ラストプレーで相手にトライを許してしまい、31-35で敗戦。5連勝はならず、順位は4位のままとなった。
それでも、7点差以内の敗戦で付与されるボーナスポイントの獲得により総勝ち点を49とし、3位の東京サントリーサンゴリアス(同50)との勝ち点差を1に縮めたイーグルスにはまだ3位浮上の可能性が残されている。
リーグ戦の最終戦となる5月4日(土)の第16節は、唯一全勝中で首位通過を決めている埼玉パナソニックワイルドナイツとの対戦だ。開幕戦の完敗の悔しさを払拭しプレーオフに向けて弾みをつけるためにも、そして3位浮上を手繰り寄せるためにも、今シーズン最後のホストゲームの舞台となる大分県・レゾナックドーム大分で是が非でも勝利を掴み取りたい。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
最後はあのような結果に終わりましたが、今週は新しいメンバーを入れながら(チーム内で)いいコンペティションができましたし、今日の試合もプレーオフに向けて学ぶことがたくさんありました。(前節でプレーオフ進出が決まったことで)張り詰めたような緊張感は失われたかもしれませんが、そのような状況でもいい準備はできていました。今日はアタック、ディフェンスともにコントロールを失っていた時間が長いので、レベルアップが必要です。次のワイルドナイツ戦もしっかりと戦い、セミファイナルで勝つための準備になるようなゲームにしたいと思います。
■中村駿太ゲームキャプテン
本当に悔しいの一言です。今日のゲームテーマは「自分たちのスタンダードでプレーする」ことでしたが、正直なところほとんどそれができていなかったと感じています。今日は自分がゲームキャプテンでしたがリーダーはたくさんいますので、任せるところは任せながら最後はしっかり(チームをまとめて)締めることを意識していました。今日は規律がよくなく、ラストプレーも「しっかり守ってほしい」と思いながら(ベンチから)見ていました。このレベルでプレーしていたらプレーオフでは勝てませんので、もう一度気を引き締めて次の試合に臨みたいと思います。
■2月のクロスボーダー・ラグビー以来2か月半ぶりに出場しトライを決めたLOレキマ・ナサミラ
悲しい結果ですが、規律について学ぶいい機会にはなりました。(自身のトライについて)あの場面でトライが獲れるとは思っていませんでしたが、結果として獲れてよかったです。(相手に世界的選手が多かったことについては)全く意識していません。いつもの試合と同じように臨みました。(次節の相手)ワイルドナイツは強く、いいプレーをしないと勝てないチームだと思っています。これからも出場機会を増やしていきたいです。
■BKをSO武藤ゆらぎとのコンビで統率し牽引したSH荒井康植
今日は個人的にも勝利に飢えていたことに加えて、梶村(祐介)キャプテンや(田村)優さんといったリーダーが不在だったこともあり、絶対に勝ちたいと考えていました。(敗因の一つとなった)規律の面はやはり今一度、全員で意識して取り組んでいかなければなりません。負けてしまったことは残念ですが、下を向く暇はありません。次節のワイルドナイツ戦に向けて課題を修正していきます。(コンビを組んだSO武藤)ゆらぎはポテンシャルが高く、1週間かけて2人でお茶しながらいろいろなことを話してきましたので、いつも通りやれば大丈夫だと思いながらプレーしました。
■初の先発出場でリーグワン初トライを決めるなど16得点を挙げたSO武藤ゆらぎ
初先発ということで緊張しましたが、しっかりと準備してきました。(この試合は欠場したSO田村)優さんからもゲームコントロールの面などでアドバイスをもらっていましたので、自信を持ってこの一戦に挑むことができました。ただ、僕が出ていた時間(後半30分で交代)のうちに、打ち合いに持ち込ませず自分たちをしっかりとコントロールしてゲームを作っておけば最後にあのような(接戦から逆転される)展開にはならなかったと思いますので、反省すると同時に学びになりました。それはやはり試合でしか経験できないことなので、ぜひ今後に生かしていきたいです。