MATCH試合
2024.12.29 sun 第2節

TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2024.12.29 (日) 14:30 |
---|---|
試合会場 | ノエビアスタジアム神戸 |
所在地 | 兵庫県 |
天候 | 晴れ/無風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 15,292人 |
プレイヤーオブザマッチ | 神戸S(13)マイケル・リトル |
試合記録
横浜E |
神戸S |
|||
---|---|---|---|---|
18 | 8 | 前半 | 24 | 36 |
10 | 後半 | 12 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
0 | 0 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
3 | T | 6 |
0 | G | 3 |
0 | PT | 0 |
1 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
4 | 2 |
2 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 高尾 時流 |
中村駿太 | 2 | HO | 2 | ジョージ・ターナー |
杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 前田 翔 |
レキマ・ナサミラ | 4 | LO | 4 | ジェラード・カウリートゥイオティ |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | ブロディ・レタリック |
ビリー・ハーモン | 6 | FL | 6 | ティエナン・コストリー |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | ヴィリー・ポトヒエッター |
シオネ・ハラシリ | 8 | NO.8 | 8 | サウマキ アマナキ |
ファフ・デクラーク | 9 | SH | 9 | 日和佐 篤 |
田村優 | 10 | SO | 10 | 李 承信 |
ヴィリアメ・タカヤワ | 11 | WTB | 11 | 松永 貫汰 |
梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | ラファエレ ティモシー |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | マイケル・リトル |
石田吉平 | 14 | WTB | 14 | アタアタ・モエアキオラ |
小倉順平 | 15 | FB | 15 | 山中 亮平 |
庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 北出 卓也 |
シオエリ・ヴァカラヒ | 17 | R | 17 | カウヴァカ・カイヴェラタ |
松岡将大 | 18 | R | 18 | 山下 裕史 |
コルマック・ダリー | 19 | R | 19 | ソセフォ・ファカタヴァ |
古川聖人 | 20 | R | 20 | 今村 陽良 |
山菅一史 | 21 | R | 21 | 中嶋 大希 |
田畑凌 | 22 | R | 22 | ナニ・ラウマペ |
松井千士 | 23 | R | 23 | 山下 楽平 |
イーグルス、今季初勝利を目指すもコベルコ神戸スティーラーズに18-36で敗れ開幕2連敗

2024年のラストゲームとなった12月29日(日)のリーグワン第2節、今シーズン初勝利に向けて準備を進めてきた横浜キヤノンイーグルスは兵庫県神戸市へと舞台を移し、コベルコ神戸スティーラーズとノエビアスタジアム神戸で対戦した。

開幕戦は前半から理想的な展開に持ち込んだ一方で後半から崩れ逆転負けを喫しただけに、是が非でも勝ち星を五分に戻して巻き返しを図りたい、そんな大事な一戦となった。会場には試合の注目度の高さを物語るかのように15,292人ものファンが詰めかけ、選手たちへ熱い声援を送り続けた。
■前半
相手の先制トライ後SO田村優のPGで3点返すも3連続トライを許し3-24に
開幕戦の前半のように早い段階で自分たちのペースに持ち込みたいイーグルスだったが、序盤から相手に主導権を与えてしまい、キックオフ早々の前半2分に先制トライを許す。
0-5で5点差を追う形となったイーグルスは6分にSO田村優がPGを決めて3-5と詰め寄るが、その後も相手に19分、22分、25分と3連続トライを決められ3-24と一気にリードを広げられてしまう。

NO.8シオネ・ハラシリのチーム初トライでスコアを8-24として後半へ
32分のSO田村のPGも成功せず苦しい状況が続くなか、イーグルスは前半終了間際の40分に敵陣ゴール前まで攻め入ると、ラックからSHファフ・デクラークのパスを受けたNO.8シオネ・ハラシリがインゴールにダイブしてトライ。

ようやくこの試合での初トライを決めたイーグルスは、8-24と16点差に詰めて前半終了を迎える。
■後半
前半ラストに続いてのトライで11点ビハインドまで詰めるも再び突き放される
あらためて自分たちのプランを遂行すべく後半に臨んだイーグルスは8分、相手のシンビンによる数的有利な状況下で、敵陣5mライン上でのスクラムからNO.8ハラシリ、SHデクラーク、SO田村、FB小倉順平と素早くパスを回し、左大外でラストパスを受けたWTBヴィリアメ・タカヤワがインゴール左隅に飛び込んでトライ。13-24と11点差に詰め寄る。



さらに得点を重ねていきたい場面だったが、直後の11分に相手に5トライ目を許してしまい13-31と再び突き放される。
WTBヴィリアメ・タカヤワが2トライ目を決めるも逆転には至らず2連敗
逆転に向けて攻めるしかないイーグルスは16分、敵陣深い位置での相手のペナルティからSHデクラークが素早くリスタートし、再び左大外を走り込んだWTBタカヤワがトライ。18-31として再び逆転が見えるスコアに持ち込むが、28分にまたも相手にトライを決められて18-36とされ、そのまま試合終了。開幕2連敗を喫し、勝ち点獲得もならなかった。


トップリーグからの通算で公式戦100試合出場を達成したFL嶋田直人のメモリアルゲームを勝利で飾れなかったイーグルス。2025年の初戦となる1月4日(土)の第3節は浦安D-RocksとJヴィレッジスタジアム(福島県いわき市)で対戦する。負けられないプレッシャーに打ち克ち、次こそ今シーズン初勝利を掴み取る。


<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督

前半からこのようにクオリティの低いスタートを切ると、ゲームプランがぐちゃぐちゃになってしまいます。点差が大きく開いてしまうと(準備していた)ゲームプランを切り替えなければならなくなり、自分たちが攻めたくないエリアで揉み合うような展開になって疲労してしまっている面もあると思うので、目の前の小さい仕事をしっかりとやり切る強さが必要です。ここ2試合、自分たちから崩れてしまっているところにチームの現状が表れていますが、ここで下を向いていても仕方がありません。次に向けて謙虚に準備して、一つずつ改善していきたいと思います。
■梶村祐介キャプテン


相手に簡単に流れを与えるとこのようなゲームになってしまう、とあらためて感じました。先週(第1節の東芝ブレイブルーパス東京戦)は相手のプレッシャーによってではなく自分たちからコントロールを失ってしまったので、今週は練習からその点を意識して「自分たちでパニックすることなくコントロールしていこう」という話はしていたのですが、それが(試合に)反映されませんでした。プランの問題ではなく選手たちがゲームにうまく入っていけなかったためで、問題は自分たち(選手)にあります。準備の段階からしっかりクオリティにこだわっていきます。
■2014年12月14日の公式戦デビューから10年で100試合出場を達成したFL嶋田直人


今日の試合のメンバーが発表されてから、一緒にプレーしてきたOBやチームを離れた選手など多くの方々から連絡をいただき「おめでとう」と言ってもらいました。試合が終わってからもたくさん連絡が来ていて、それを見ると(100試合出場の)実感が湧いてきます。今まで関わってくれた方々全員に感謝しています。試合に関しては相手からかなりのプレッシャーをかけられて、イーグルスとしては自分たちのスタイルを出せませんでした。試合の入りも非常に悪く、いいスタートを切れなかっただけでなく(最後まで)波に乗れなかったので、あらためて一人ひとりがもっと危機感を持って次に進んでいかなければならないと考えています。
■イーグルス加入1年目で開幕から2試合連続先発出場したFLビリー・ハーモン

自分たちがやるべきことをできず、ターンオーバーから相手にアタックのチャンスを与えてしまいました。タフな試合になるとは思っていましたが、相手は最初から猛攻撃してきました。リーグワンには日本のトップの選手とインターナショナルプレイヤーなど非常に優秀な選手が揃っていますので、プレーの強度は高いと感じています。ただ、まだシーズン序盤なのでチャンスはありますし、まだまだこれからよくなるはずです。いろいろなところを微調整しながら今後の試合に備えていきたいとと思います。
■今年のワールドラグビー年間ベストフィフティーンに輝いたCTBジェシー・クリエル

残念な結果でした。実力を発揮できず、自分たちのスタンダードでプレーできなかったと感じています。相手も非常にいい選手が揃い、いいプランもある素晴らしいチームではありますが、それ以上に自分たちのソフトなプレーをする瞬間が多かったことが敗因だと考えています。今週でも練習でもちょっと気を抜いてしまう瞬間があったのですが、沢木監督がその点を修正すべくしっかりとプレッシャーをかけてくれていますので、今後は改善されると思います。(南アフリカ代表の活動の疲れは)ありません。ベストフィフティーンへの選出もすでに過去のことです。これからもチームのためにベストを尽くして貢献し、個人ではなくチームとしてプレーして、絶対にここから挽回していきます。