MATCH試合

2025.02.08 sat 第7節

2.8 SAT
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
22
FULL
TIME
30
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
横浜E
第7節 ニッパツ三ツ沢球技場
第7節 ニッパツ
S東京ベイ

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2025.02.08 (土) 14:10
試合会場ニッパツ三ツ沢球技場
所在地神奈川県
天候晴れ/強風
ピッチ状態良い
入場者数8,195人
プレイヤーオブザマッチS東京ベイ(14)ハラトア・ヴァイレア

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
S東京ベイ
22 12 前半 3 30
10 後半 27
前半 後半
2 1
1 1
0 0
0 1
0 0
3 T 4
2 G 2
0 PT 0
1 PG 2
0 DG 0
前半 後半
0 4
0 2
0 0
1 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
シオエリ・ヴァカラヒ 1 PR 1 紙森陽太
庭井祐輔 2 HO 2 江良颯
祝原涼介 3 PR 3 為房慶次朗
リアキマタギ・モリ 4 LO 4 デーヴィッド・ヴァンジーランド
マシュー・フィリップ 5 LO 5 デーヴィッド・ブルブリング
ビリー・ハーモン 6 FL 6 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
嶋田直人 7 FL 7 末永健雄
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ファウルア・マキシ
ファフ・デクラーク 9 SH 9 藤原忍
田村優 10 SO 10 押川敦治
竹澤正祥 11 WTB 11 ゲラード・ファンデンヒーファー
梶村祐介 12 CTB 12 廣瀬雄也
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 リカス・プレトリアス
石田吉平 14 WTB 14 ハラトア・ヴァイレア
普久原琉 15 FB 15 ショーン・スティーブンソン
中村駿太 16 R 16 マルコム・マークス
岡部崇人 17 R 17 海士広大
杉本達郎 18 R 18 オペティ・ヘル
コルマック・ダリー 19 R 19 ルアン・ボタ
古川聖人 20 R 20 トゥパフィナウ
天野寿紀 21 R 21 ブリン・ホール
田畑凌 22 R 22 立川理道
ヴィリアメ・タカヤワ 23 R 23 山田響

イーグルス、クボタスピアーズ船橋・東京ベイに22-30で敗れリーグワン初の5連勝はならず

2月8日(土)のジャパンラグビー リーグワン第7節、前節までの4連勝で順位を3位まで上げた横浜キヤノンイーグルスは、ニッパツ三ツ沢球技場で3週間ぶりのホストゲームに臨んだ。

相手は4位ながら勝ち点では20で並ぶクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。毎シーズン激しく厳しい試合展開になるリーグワン元王者との戦いに、8,195人ものファンが強風のなかスタンドから熱い声援を送り続けた。

■前半

FL嶋田直人の激走による先制トライで好スタートを切る

5連勝を目指すためにも序盤から勢いに乗りたいイーグルスは、幸先よく先制に成功する。

前半キックオフ早々の3分、WTB竹澤正祥の2度のゲインなどでチャンスを作ると、CTB梶村祐介キャプテンのパスをトップスピードに乗りながら受けたFL嶋田直人が一気にトライゾーンまで駆け抜けてトライ。まずはスコアを5-0とする。

LOマシュー・フィリップのトライなどで9点リードして後半へ

7分には相手にPGを決められて5-3とされたイーグルス、その後は双方無得点の膠着状態が続く。

そして前半終盤の33分、イーグルスは敵陣深い位置でのマイボールラインアウトからフェーズを重ね、SHファフ・デクラークのラストパスを受けたLOマシュー・フィリップがトライ。SO田村優のゴール成功で12-3とし、風下で不利な状況ながら9点リードして試合を折り返す。

■後半

FB普久原琉がインターセプトからトライを決めリードを広げる

風上に立った後半、さらにトライを重ねていきたいイーグルスだったが、3分に相手に初トライを許し12-8と詰め寄られる。

思うように攻められず、逆に相手ボールの時間帯が続くなか、後半10分に相手のロングパスをFB普久原琉がインターセプト。持ち前のランニングスピードでそのまま走り切ってトライを決め、19-8と再びリードを広げる。

終盤の相手の連続トライで逆転を許し今シーズン3敗目

しかしその後は14分のPR祝原涼介の危険なプレーによるイエローカードで数的不利な状況となり、相手にPGと2本目のトライを許すなど反撃され19-16と3点差に詰め寄られる。

25分にはSO田村がしっかりPGを成功させて22-16と6点差をつけたものの、直後の25分と34分に相手に連続トライを決められ、22-30と逆転を許しそのまま試合終了を迎える。リーグワンが開幕した2022シーズン以降ではチーム初となる5連勝を目指したイーグルスだったが、今シーズン第2節以来の黒星を喫し、8点差で敗れたことで7点差以内の敗戦時に得られるボーナスポイント(勝ち点1)の獲得も惜しくも逃した、勝ち点を20から積み上げることができなかった。4勝3敗で、順位は3位から5位に後退した。

2月16日(日)の第8節、イーグルスは東京・秩父宮ラグビー場でのホストゲームでリーグワン初代王者の埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦する。昨シーズンは3度対戦し全敗したものの、プレーオフトーナメント準決勝で17-20とあと一歩まで追い詰めた相手だ。

強豪からの勝利で再び勢いを取り戻すためにも、イーグルスは再び質の高い準備を進めていく。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

これが今のイーグルスの実力だ、と自分たちで受け入れなければなりません。やはりこういう(強度が高く激しく競り合う)ゲームを勝たないとチャンピオンを狙うチームにはなれないと思います。勝負強さというものはメンタルによるものが大きく、一流の選手は当たり前のことを当たり前にできる能力を持っていますが、普段通りにプレーできるようなマインドでないと(今日のように)先を見て慌ててしまい、ミスにつながります。ただ、今日も勝てるチャンスはたくさんあったので、もう一度しっかり自分たちにベクトルを向けながら、また来週からいい準備をしていきます。

■梶村祐介キャプテン

勝てるチャンスを自ら手放してしまいました。特に後半は勝てるチームの40分間ではなかったと感じています。いつもならやらないようなプレーをし出したり、自分たちのシステムではないインディビジュアルな(個人個人による連係のない)プレーをしてしまうなど、自分たちから崩れて相手にチャンスを与えてしまいました。セットスピードの遅れ、横の選手とのコミュニケーションの不足など、やはり自分たちにエラーの原因があります。次節の埼玉ワイルドナイツ戦に向けてやるべきことをもう一度クリアにして、力を発揮できるような準備をチームとしてやっていきたいです。

■セットピースのキーマンとして後半27分までプレーし続けたHO庭井祐輔

風下だった前半でいい試合運びができたのはよかったです。ただ前半のうちにもっと点を獲っておく必要がありました。そして後半の40分間はもっといい形で進めていきたかったですし、より自分たちのシステムを重視しながら遂行していくべきだったという思いがあります。また、タックルミスなどから相手にゲインを許してしまい、自分たちのコネクションの面でほころびが出たことがこの結果につながってしまったと考えています。ラインアウトでは風が強かった影響もありますが、自分のスローイングがうまくいかなかったケースがあったことにも責任を感じています。

■先制トライを決めたほか持ち味の体を張るプレーで奮闘したFL嶋田直人

前半、風下の厳しいコンディションの中でリードして試合を折り返せたのはよかったのですが、後半の入り(の時間帯)で簡単にトライを獲られてしまい、自分たちのミスやペナルティも重なったことで相手の勢いを受けて飲まれてしまった印象です。自分たちの弱さが出たと思うので、次節に向けてそれにしっかり向き合って、火曜日(2月11日)の練習からリーダーとしていい顔で取り組んでいきたいと考えています。相手(埼玉ワイルドナイツ)を意識するよりもシンプルにイーグルスの強みやらなければならないこと、自分たちの芯の部分に向き合って修正していきたいです。

■リーグワン公式戦初先発でインターセプトから初トライを決めたFB普久原琉

火曜日(2月4日)ごろ先発の話がありました。その可能性について事前には何も言われていませんでしたが、特に火曜日からはコミュニケーションの面でいい準備ができたと思っています。もちろんプレッシャーはありましたが、みんなが「お前が楽しめばいける(いい結果が出る)」と言ってくれたので少し気が楽になりました。(トライの場面は)前半の最後に上がる(前に出る)のが遅かったプレーがあり、次はもう少し早く上がろうと考えていたら長いパスが来たので、いけると思いインターセプトしました。結果は残念ですが、次の試合に向けてまた切り替えてやっていこうと考えています。