MATCH試合
2025.03.15 sat 第11節
イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
| キックオフ日時 | 2025.03.15 (土) 14:30 |
|---|---|
| 試合会場 | 秩父宮ラグビー場 |
| 所在地 | 東京都 |
| 天候 | くもり一時雨/微風 |
| ピッチ状態 | 良い |
| 入場者数 | 10,043人 |
| プレイヤーオブザマッチ | BR東京(20)ブロディ・マクカラン |
試合記録
横浜E |
BR東京 |
|||
|---|---|---|---|---|
| 20 | 3 | 前半 | 10 | 27 |
| 17 | 後半 | 17 | ||
| 前半 | 後半 |
|---|---|
| 0 | 2 |
| 0 | 2 |
| 0 | 0 |
| 1 | 1 |
| 0 | 0 |
| 計 | 計 | |
|---|---|---|
| 2 | T | 3 |
| 2 | G | 3 |
| 0 | PT | 0 |
| 2 | PG | 2 |
| 0 | DG | 0 |
| 前半 | 後半 |
|---|---|
| 1 | 2 |
| 1 | 2 |
| 0 | 0 |
| 1 | 1 |
| 0 | 0 |
メンバー
| 選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
|---|---|---|---|---|
| 岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 津村 大志 |
| 中村駿太 | 2 | HO | 2 | 大内 真 |
| 杉本達郎 | 3 | PR | 3 | 大山 祥平 |
| リアキマタギ・モリ | 4 | LO | 4 | ロトアヘア ポヒヴァ大和 |
| マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | ハリソン・フォックス |
| ビリー・ハーモン | 6 | FL | 6 | マイケル・ストーバーグ |
| 嶋田直人 | 7 | FL | 7 | リアム・ギル |
| アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ファカタヴァ アマト |
| ファフ・デクラーク | 9 | SH | 9 | TJ・ペレナラ |
| 田村優 | 10 | SO | 10 | 中楠 一期 |
| ヴィリアメ・タカヤワ | 11 | WTB | 11 | ネタニ・ヴァカヤリア |
| 梶村祐介 | 12 | CTB | 12 | 池田 悠希 |
| ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | PJ・ラトゥ |
| 石田吉平 | 14 | WTB | 14 | セミシ・トゥポウ |
| 小倉順平 | 15 | FB | 15 | メイン 平 |
| 庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 大西 将史 |
| 南友紀 | 17 | R | 17 | 谷口 祐一郎 |
| 祝原涼介 | 18 | R | 18 | パディー・ライアン |
| トム・ジェフリーズ | 19 | R | 19 | 山本 嶺二郎 |
| 古川聖人 | 20 | R | 20 | ブロディ・マクカラン |
| 山菅一史 | 21 | R | 21 | 高橋 敏也 |
| ブレンダン・オーウェン | 22 | R | 22 | 伊藤 耕太郎 |
| 竹澤正祥 | 23 | R | 23 | 礒田 凌平 |
イーグルス、リコーブラックラムズ東京に20-27で敗れボーナスポイント獲得も6位に後退
まだまだ寒さが残るバイウィーク(休みの週)明けの3月15日(土)、ジャパンラグビー リーグワンはリーグ戦第11節を迎えた。
第10節終了時点で5勝5敗、勝ち点25で5位の横浜キヤノンイーグルスは、約ひと月ぶりのホストゲームで長年の好敵手であるリコーブラックラムズ東京と激突し、前節に続く連勝とさらなる勝ち点の積み上げを目指した。
決戦の舞台となった秩父宮ラグビー場(東京)には10,043人ものファンが集い、「事務機ダービー」と銘打たれた一戦の勝負の行方を見守った。
■前半
SO田村優のPGで3-0と先制に成功
序盤から敵陣へ切り込み、先制に成功したのはイーグルスだった。まずは前半5分、相手のオフサイドのペナルティからSO田村優が難なくPGを決めて3-0とする。
その後は両チームともに決定機を作れないまま前半終盤に差し掛かり、30分に相手のPGで3-3の同点に追いつかれる。
相手にトライを許して3-10で試合を折り返す
さらに33分、相手にこの試合最初のトライを決められてしまったイーグルスは、3-10と勝ち越しを許す。
それでも前半終了間際、イーグルスは相手のペナルティから敵陣深い位置でのマイボールラインアウトからトライを狙う。しかしそのチャンスを活かせず、3-10のままハーフタイムを迎える。
■後半
WTB石田吉平の退場により後半序盤の20分間は数的不利の状態に
この時点でまだトライのないイーグルスは後半から巻き返したいところだったが、開始早々の2分にハイボールの落下点付近でジャンピングキャッチを試みた相手選手の足元にWTB石田吉平が入り込み、危険なプレーと見なされピッチを退出。そのプレーがレッドカード相応か否か判定されるオフフィールドレビューの対象となる。
直後に相手にPGを許して3-13とリードを広げられると、10分、オフフィールドレビューの結果WTB石田は退場となり、以後20分間は14人での戦いを余儀なくされる。
2トライを挙げ猛追するも逆転には至らず最後のPGで7点差にして試合を締める
それでもイーグルスは11分、敵陣5mライン上でのラインアウトを起点にモールとピックアンドゴーでトライラインに迫り、最後はFLビリー・ハーモンがトライ。10-13と点差を縮める。
19分には相手に2本目のトライを許し10-20とされたイーグルスだったが、試合終盤の31分、敵陣深い位置でのスクラムから途中出場のSH山菅一史が鋭いランで相手を引き付け、そのパスを受けたCTBブレンダン・オーウェンがトライ。17-20と再び3点差に詰め寄る。
しかし36分にも相手にトライを許し(17-27)、39分には7点差以内の敗戦によるボーナスポイントの確保へSO田村優がPGを決めたところで試合終了。20-27で敗れ、連勝はならなかった。
勝ち点を1つ積み上げた26としながら順位を一つ落とし、6位となったイーグルス。3月22日(土)の第12節は3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと再戦する。第7節はホストゲームで敗れているだけに、是が非でも敵地のスピアーズえどりくフィールド(東京)でその借りを返したい。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
相手に崩される前に自分たちが崩れている、という負ける時のイーグルスのパターンでした。(レッドカードにより)20分間も14人で戦えば、一時的には耐えてもダメージは残ります。ただ、次のゲーム(第12節)ぐらいから(チーム状態が)よくなるのでは、という感覚は持っています。ライザーズ(メンバー外の選手)にエナジーがあり、彼らがこういうチャンスの時のために一生懸命練習しているからです。次の試合はそういう選手を起用するので、ポジティブな雰囲気になるでしょう。しっかり前を向いていい準備をしたいと思います。
■FL嶋田直人(負傷した梶村祐介キャプテンに代わり記者会見に出席)
スクラム、ラインアウトでそれぞれプレッシャーをかけられてうまくいかなくなり、何とか取り返そうとしてチームプレーではない形になり、インディビジュアルなプレーに走ってしまいました。今週のテーマは「1cmのバトルにこだわる」で、よかった場面もあれば、食い込まれてスコアされる場面もありましたので、まずはしっかり修正して、次節にまた修正した姿を見せたいです。(今季限りでの引退表明について)セカンドキャリアに向けての準備と、(第2節で)100試合出場を達成したことが大きいです。それがきれいな終わり方だと考えました。やはりこのチームが大好きですし、選手それぞれがその思いを持って戦うことが一番大事だと考えています。
■先発でスクラムを支え試合中にもその改善に努めたPR杉本達郎
「全員がつながって勝ちにこだわっていこう」という話はしていたのですが、プレーしていく中で相手からのプレッシャーもかなりあって、若干(プレー精度が)ばらつく場面もありました。後半、立て直すべきところは立て直せたのですが、入りのところでペナルティ(最終的にレッドカード)になるなど、細かいところまだ徹底できてなかったところが勝敗を分けたと思います。(スクラムについて)相手のいいスクラムに対して僕ら小さいフロントローは対応を準備してきました。受けてしまったスクラムもありましたが、途中から改善できたのはプラスの成果だったと思います。
■シーズン途中から出場機会を増やし今節も20分間プレーしたLOトム・ジェフリーズ
結果は残念ですし、特にこの大事な「キヤノンvsリコー」という試合で負けてしまったことに落胆していますが、試合を振り返ってしっかりと修正したいと思います。私は(リザーブからの出場で)セットピースはもちろんフィールドプレーなどいろいろな局面でインパクトを与えたいと考えていました。(出場機会が増えてきたことに)これからもプレー時間を増やしていきたいですし、先発を目標に経験を積み上げていきたいです。私の強みはラインアウトなので、日本で活躍している世界のトッププレイヤーたちと互角に戦えるように改善していきたいと考えています。
■後半0分から途中出場してチャンスメークし続けたSH山菅一史
すでに大事なのは次の試合なので、今日のよくなかったところを修正して次節に向けて準備するだけです。落ち込んでいても仕方ないので切り替えています。(後半開始からの40分間の出場について)いつでも行ける準備はしていました。(早めの出場の)可能性は十分あると思っていました。今のパフォーマンスについては本当に自分のやるべきことをやっているだけです。(ボールキャリーでチャンスを作った場面もあり)自分から仕掛けてトライにつながるようなプレーは今後もしたいですし、もちろん自分のポジションの仕事も全うしたいと考えています。