MATCH試合
2025.04.05 sat 第14節

イーグルス
TIME
ハイライト
試合概要
キックオフ日時 | 2025.04.05 (土) 12:00 |
---|---|
試合会場 | 秩父宮ラグビー場 |
所在地 | 東京都 |
天候 | 晴れ/弱風 |
ピッチ状態 | 良い |
入場者数 | 5,565人 |
プレイヤーオブザマッチ | 横浜E(12)南橋直哉 |
試合記録
横浜E |
浦安DR |
|||
---|---|---|---|---|
33 | 21 | 前半 | 10 | 22 |
12 | 後半 | 12 |
前半 | 後半 |
---|---|
3 | 2 |
3 | 1 |
0 | 0 |
0 | 0 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
5 | T | 3 |
4 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
0 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 2 |
1 | 1 |
0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 鍋島 秀源 |
庭井祐輔 | 2 | HO | 2 | 藤村 琉士 |
祝原涼介 | 3 | PR | 3 | 竹内 柊平 |
リアキマタギ・モリ | 4 | LO | 4 | ジェームス ・ムーア |
マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | ローレンス ・エラスマス |
ビリー・ハーモン | 6 | FL | 6 | ツイ ヘンドリック |
嶋田直人 | 7 | FL | 7 | 繁松 哲大 |
アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | トゥクフカ トネ |
山菅一史 | 9 | SH | 9 | 飯沼 蓮 |
田村優 | 10 | SO | 10 | オテレ ・ブラック |
松井千士 | 11 | WTB | 11 | 安田 卓平 |
南橋直哉 | 12 | CTB | 12 | サム ・ケレビ |
ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | シェーン ・ゲイツ |
石田吉平 | 14 | WTB | 14 | 松本 壮馬 |
ブレンダン・オーウェン | 15 | FB | 15 | イズラエル ・フォラウ |
中村駿太 | 16 | R | 16 | 金 正奎 |
南友紀 | 17 | R | 17 | セコナイア ・ポレ |
杉本達郎 | 18 | R | 18 | 金 廉 |
コルマック・ダリー | 19 | R | 19 | トム ・パーソンズ |
古川聖人 | 20 | R | 20 | 中島 進護 |
天野寿紀 | 21 | R | 21 | ブロディ ・マカスケル |
ヴィリアメ・タカヤワ | 22 | R | 22 | 橋本 法史 |
小倉順平 | 23 | R | 23 | 田村 煕 |
イーグルス、浦安D-Rocksに33-22で勝利! 連敗を3で止めて1か月ぶりに勝ち点4獲得

4月5日(土)のジャパンラグビー リーグワン第14節、横浜キヤノンイーグルスは春の陽気に恵まれた東京・秩父宮ラグビー場で、前節の大分に続き2節連続となるホストゲームに臨んだ。

5勝8敗、勝ち点26で6位とプレーオフトーナメント進出圏内(リーグ戦上位6チームが進出)を守りながらも3連敗中と苦しい状況が続くイーグルスにとって、12位の浦安D-Rocksとの対戦は絶対に落とせない一戦となった。

そんな緊張感の漂うなか、5,565人の観客がスタンドに集い、熱戦の行方を見守りつつ絶好のラグビー日和を満喫した。
■前半
先制を許したもののWTB松井千士のトライで逆転


前半開始早々の8分、イーグルスはスクラムでコラプシングのペナルティを取られ、相手にPGで先制を許す(0-3)。
しかし直後のキックオフで、相手がこぼしたボールにFL嶋田直人が反応してマイボールにすると、ボールをつなぎ続けて前進する。そして10分、13フェーズ目のアタックでFBブレンダン・オーウェンの飛ばしパスを左大外で受けたWTB松井千士が走り切ってトライ。SO田村優のゴールも成功して7-3とリードを奪う。
CTB南橋直哉&ジェシー・クリエルのトライで前半は11点リード



続く16分、敵陣でのラインアウトを起点に再び攻めたイーグルスは、トライライン目前まで迫った16フェーズ目にSO田村のパスから今シーズン初出場のCTB南橋直哉がトライ。スコアを14-3とする。
さらに直後の18分、敵陣でのラインアウトからCTBジェシー・クリエルがキレのあるランで一気に駆け抜け、トライ。イーグルスが3連続トライでさらに点差を広げる(21-3)。


32分には相手に1トライを許したが、イーグルスが21-10とリードしたまま前半終了を迎える。
■後半
FBブレンダン・オーウェン&小倉順平のトライでさらに点差を広げる



後半も序盤からイーグルスが主導権を握る。まずはWTB石田吉平とFLビリー・ハーモンによる交互のパスとランで敵陣トライゾーン目前まで迫り、3分、ラックからSH山菅一史のパスを受けたFBオーウェンがトライ。26-10とリードを16点に広げる。

さらに25分、敵陣でのラインアウトから攻め続け、最後はSO田村のパスを受けた途中出場のFB小倉順平がパスダミーを入れながら走り切りトライ。33-10としてトライ差は4となる。
相手の反撃によりボーナスポイント獲得を逃すも連敗を3で止める

3トライ差以上で付与されるボーナスポイントの獲得も見える展開に持ち込んだイーグルスだったが、28分に相手にトライを許す(33-17)。34分にはWTB石田吉平がトライを決めたかに見えたもののTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果トライはキャンセルに。
そして3トライ差で迎えた42分、イーグルスはラストプレーで再び相手にトライを決められる。33-22で勝利を収めたが、トライ差が2となったことでボーナスポイントの獲得は逃した。

1か月ぶりの勝利で連敗を3で止めた一方で、他チームの試合結果によって順位を一つ落とし7位となったイーグルス。それでもリーグ戦最終盤の巻き返しへ足掛かりとなりそうな意味ある白星を手にした。
4月12日(土)の第15節は、第5節で快勝した三菱重工相模原ダイナボアーズと再戦し、敵地・長崎で連勝を狙う。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督

(過去3試合で)いい結果が出ていない中で、今日はイーグルスらしい攻撃が少しずつできるようになってきましたし、自分たちの信念やこだわりを持って戦えました。勝って反省する(ことができ、反省すべき)材料も出てきました。(一番の反省点である)最後の相手のトライに、なかなか波に乗れない現状が表れています。やはり相手に一気に流れを渡してしまったり、簡単にトライを獲られるといったことをなくしていかないといけません。もちろん改善できている部分もありますので、次に向けてもう一度しっかり準備していきたいと思います。
■庭井祐輔ゲームキャプテン

負けが続いていたので、勝つことが一番のターゲットでした。まずはそれを達成できてよかったです。イーグルスらしいラグビーが少しずつでき始めていると感じていますし、自分たちのラグビーができている時は楽しんでプレーできています。さらによくしていくための材料が得られたことが今日の収穫です。(今週はショートウィークだったが)みんなが勝つための準備、行動を取れました。でも大事なのはこれからです。今シーズンは勝ったり負けたりを繰り返しているので、勝ち続けるために今からできることを一つずつやっていきたいと思います。
■フィジカルを活かして体を張り続け連敗脱出に貢献した LOリアキ・モリ

(ショートウィークだったが)こうして歳を取るとショートウィークの方が体への負担が少ないので、自分には合っていると感じています。やはり勝ちはいつでもうれしいものですし、勝利が恋しかったです。自分たちの仕事であるセットプレーで勝敗が決まると思っていますので、(チームとして)必要なことをやりました。特別なことはせず練習してきたこと、そして自分の役割をしっかりと遂行しました。やはり体を張るのが私の仕事ですし、このチームの一員としてプレーするのが好きなので、これからもやるべきこと、そしてシーズンを通してやってきたことを全うするだけです。
■トライを決めたほかディフェンスでも貢献しプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたCTB南橋直哉


(今シーズン初出場について)しばらく出ていませんでしたが、十分やれるだけの自信は常に持っていました。試合に出たらいいプレーができる、ということを練習で見せながら取り組み、今回チャンスをいただきました。練習の段階でいい準備ができたからこその結果だと思っています。35歳とベテランにはなりましたが、僕は体を張るポジションなのでそういう面で貢献して、チームの一体感(の醸成)に貢献できればと考えていましたし、実際にそんなプレーができました。他のライザーズ(メンバー外)の選手たちの自信につながればいいなと思っています。
■第10節以来の先発出場で1トライを決めるなど求められる仕事をしたWTB松井千士

3連敗という苦しい状況でしたが、ミーティングでも練習でも「チームを変えよう」という話をしながらやってきたので、勝てて本当によかったです。ここ3試合は出場していなかったので悔しい思いをしていましたが、やはりトライを獲ることと走り続けることが僕の本分だと思いますので、そういう点は自分でも評価できるかなと思います。(今後も)プロ選手である以上は試合に出続けたいですし、WTBの中では僕がチーム最年長ですがまだまだ負けていられません。数多く出場している(WTB石田)吉平にも負けたくないので、これからもしっかりアピールしていきます。