MATCH試合

2025.04.12 sat 第15節

4.12 SAT
三菱重工相模原ダイナボアーズ
三菱重工相模原ダイナボアーズ
38
FULL
TIME
28
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
相模原DB
第15節 ベネックス総合運動公園 かきどまり陸上競技場
第15節 かきどまり
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2025.04.12 (土) 12:00
試合会場ベネックス総合運動公園 かきどまり陸上競技場
所在地長崎県
天候くもり/無風
ピッチ状態良い
入場者数4,261人
プレイヤーオブザマッチ相模原DB(8)吉田 杏

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
三菱重工相模原ダイナボアーズ
相模原DB
28 21 前半 21 38
7 後半 17
前半 後半
3 1
3 1
0 0
0 0
0 0
4 T 5
4 G 5
0 PT 0
0 PG 1
0 DG 0
前半 後半
3 2
3 2
0 0
0 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 蔡 唯志
庭井祐輔 2 HO 2 李 承爀
祝原涼介 3 PR 3 クフチャ ・ムチュヌ
リアキマタギ・モリ 4 LO 4 ウォルト ・スティーンカンプ
マシュー・フィリップ 5 LO 5 リンディ 真ダニエル
ジャンドレ・ラブスカフニ 6 FL 6 フリードル ・オリヴィエー
古川聖人 7 FL 7 佐藤 弘樹
ビリー・ハーモン 8 NO.8 8 吉田 杏
山菅一史 9 SH 9 岩村 昂太
田村優 10 SO 10 ジャック ・ストラトン
松井千士 11 WTB 11 タウモハパイ ホネティ
南橋直哉 12 CTB 12 チャーリー ・ローレンス
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 マット ・ヴァエガ
石田吉平 14 WTB 14 ジョアぺ ・ナコ
小倉順平 15 FB 15 小泉 怜史
中村駿太 16 R 16 安江 祥光
南友紀 17 R 17 細田 隼都
杉本達郎 18 R 18 石井 智亮
コルマック・ダリー 19 R 19 松本 光貴
アマナキ・レレイ・マフィ 20 R 20 ティモテ ・タヴァレア
天野寿紀 21 R 21 ジェームス ・グレイソン
ブレンダン・オーウェン 22 R 22 ハニテリ ・ヴァイレア
ヴィリアメ・タカヤワ 23 R 23 趙 誠悠

イーグルス、三菱重工相模原ダイナボアーズと敵地で対戦し28-38で敗れて連勝はならず

4月12日(土)、ジャパンラグビー リーグワンは第15節を迎え、いよいよ残すところ4節と大詰めを迎えた。

前節で連敗を3で止めたものの6位から7位へと順位を落とした横浜キヤノンイーグルスとしては、プレーオフトーナメントへの進出ラインの6位以上に再浮上するためにもこれ以上の負けが許されない状況だ。連勝して再浮上への足掛かりにしたい大事な一戦に臨んだ。

第5節で快勝した三菱重工相模原ダイナボアーズとの再戦の舞台、ベネックス総合運動公園かきどまり陸上競技(長崎県)では4,261人のファンが白熱の展開を見届けた。

■前半

SO田村優のキックパスからWTB石田吉平が先制トライ

先制したのはイ―グルスだった。前半開始早々の2分、敵陣でのラインアウトからモールで前進すると、SO田村優が右前方へ長いキックパスを放つ。ワンバウンドしたボールをWTB石田吉平がキャッチし、トライゾーン右隅にトライを決める。SO田村の難しい角度からのゴールも成功し7-0として、イーグルスが幸先のいいスタートを切る。

だが、その後10分、12分、18分と相手に立て続けにトライを許し、7-21とたちまちリードを広げられてしまう。

LOマシュー・フィリップとCTBジェシー・クリエルの連続トライで同点に追いつく

反撃したいイーグルスは21分、再び敵陣でのラインアウトを起点に攻め続け、CTB南橋直哉がトライライン間近まで前進。ラックからSH山菅一史のパスを受けたLOマシュー・フィリップがトライを決めて、14-21と7点差に詰め寄る。

さらに27分、イーグルスは自陣からWTB石田がキレのあるランで大きくゲインし、追走していたCTBジェシー・クリエルがそのパスを受けてトライ。21-21と試合を振り出しに戻す。

40分には相手がPGを狙ったものの外し、同点のまま前半終了を迎える。

■後半

相手のアタックを受けてしまい17点差を追う展開に

引き続き前半終盤のようなアタックを見せたいイーグルスだったが、後半序盤の11分、相手に4トライ目を喫すると(21-28)、18分にはPGを決められ21-31と再び相手にリードを許す。

26分にはNO.8ビリー・ハーモンがトライを決めたかに見えたが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果トライはキャンセルとなる。すると30分にも相手にトライを許し、21-38とさらに突き放されてしまう。

PR南友紀のトライで10点差に詰め寄るも逆転はならず

巻き返したいイーグルスは33分、途中出場のNo.8アマナキ・レレイ・マフィの前進を皮切りに敵陣でチャンスを得ると、同じく途中出場のPR南友紀がラストパスを受けてトライ。28-38と10点差に詰め寄る。

残りのわずかな時間で逆転を目指したイーグルスだったが、その後はスコアできないまま28-38で敗れ、7点差以内での敗戦で付与されるボーナスポイントの獲得もならなかった。

なお、先発したPR祝原涼介と途中出場のWTBヴィリアメ・タカヤワが公式戦通算50試合出場を、またFLジャンドレ・ラブスカフニがリーグワンデビューを果たし、それぞれの節目の一戦となった。

これ以上は断じて負けられないイーグルスはバイウィーク(休みの週)を挟み、4月27日(日)の第16節で静岡ブルーレヴズと敵地・エコパスタジアム(静岡県)で対戦する。第4節で53-35と白星を挙げている相手から再び勝利を手にして、是が非でも巻き返しを図りたい。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

ビジターでしたがイーグルスファンが多く、選手にも応援が届いていたと思いますのでありがたかったです。(先制トライなど)いいスタートを切れたのですが、相手に1本獲られた後に自分たちからズルズルと後退してしまう、というパターンが今シーズンはなかなか改善しません。こういう時こそもう一度チームが結束して、毎試合全力を出し、イーグルスのラグビーを貫けるようにやっていきたいです。もちろん毎回ベストメンバーをしっかりと選んでいるつもりですし、今後も選手のパフォーマンスを引き出すような準備をしていきたいと考えています。

■庭井祐輔ゲームキャプテン

負けてしまったことに尽きます。(前半同点に追いつけた要因は)相手のトライは個人的なミスから獲られたケースが多く(チームとしては)大きく修正する必要はなかったので、やってきたことをやろうとシンプルに声をかけました。ただ、後半は相手に簡単に獲られてしまい、またセットプレーでプレッシャーをかけたかった一方でかけきれずに相手に流れを与えてしまいました。それがこの結果を招いたと考えています。自分たちのミスから失点するケースが本当に多かったので、もう一度チームがタイトになって次の試合に向かっていきたいです。

■先発出場で公式戦通算50試合出場を達成したPR祝原涼介

(公式戦50キャップに)今シーズンは100キャップの選手がたくさんいて、ようやくその半分まで来ました。50キャップを達成する先輩方を1年目から見てきましたが、簡単ではなかった50キャップだったと感じています。できれば勝って祝いたかったですが、個人的には素直にうれしいです。100試合出場を目指したいですし、次の節目は勝てるようにしたいと思っています。今日は初めから(相手のプレッシャーを)受けてしまい、ペナルティも重なったことで相手の時間帯が長くなり勢いに乗せてしまったことが敗因です。打開できるチャンスはありましたが、それをものにできなかった責任をチームとして感じています。

■イーグルス加入から2週間で公式戦デビューしたFLジャンドレ・ラブスカフニ

(イーグルスでのデビューについて)この日を楽しみにしていました。チーム全員に歓迎してもらっていますし、とてもうれしいです。結果は出ませんでしたがすごく興奮しています。自分としてはすでにチームにフィットしていると感じていますし、周りのみんながそれを助けてくれていることにも感謝しています。今日はトライを獲った後に(チームの)スイッチがオフになり、いいディフェンスができずに相手に簡単に挽回されてしまったと感じています。

■途中出場で公式戦通算50試合出場を果たしたWTBヴィリアメ・タカヤワ

(公式戦50キャップに)これからもキャリアを積み上げでいきたいですし、成長していきたいです。(前半29分からの途中出場に)いつでも出られる準備をしていましたし、常にベストを尽くしたいと考えています。今日は(チームとして)いくつかミスがりましたがそれを修正して、プレーオフトーナメントに進出できるように(今後も修正を)継続していきたいです。バイウィークはしっかりリカバリーし、気持ちも整えて、もっと強くなって戻ってきます。