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2013.12.19
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12月22日(日)13:00KO 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦の見どころとメンバー

2013年12月22日(日)神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦の見どころとメンバー

■見どころ
第3節を終えてキヤノンと神戸製鋼は勝ち点7で並んでいます。得失点の差でキヤノンが5位となっていますが、プレーオフ出場に向けて互いに負けられない試合になります。

神戸製鋼ラグビー部は1928年創部で85年の歴史があり、1927年創部の近鉄ライナーズに次ぐ歴史を有しています。そしてトップリーグ第1回において最初の優勝を勝ち取ったチームでもあります。さらに日本選手権7連覇は1988年から築き上げた金字塔で、オールドファンの目に焼きついており、当時の強さは現在でも語り草になっています。昨シーズンのトップリーグではBest4、日本選手権で準優勝の実績を上げています。

今シーズンのスティーラーズは1stステージを3位で通過して2ndステージに臨んでいます。そのプレースタイルは強力なFWがラッシュして相手を蹴散らし、地域を獲得するとタレント揃いのBKに展開しトライを狙います。FWには日本代表選手が名を連ねます。スクラムと重量感あふれるドライビングモール*は脅威です。BKにも多くの代表選手が出場します。
ユーティリティプレーヤーのクレッグ・ウィング選手、フレイザー・アンダーソン選手は巧みな動きでチャンスを作り出します。WTBには大橋 由和選手と今村 雄太選手がフィニッシャーとして存在感を示します。そんな中でもCTBのジャック・フーリー選手のプレイが注目です。昨シーズンのイーグルスは彼にやられたといっても過言ではありません。卓越したポジショニングとスピード、守備範囲の広さも特筆すべきものがあります。リザーブにも注目選手がいます。アンドリース ベッカー選手(南ア代表キャップ29)は209センチの長身ロックでラインアウトに絶対の自信を持ちます。そしてピーター・グラント選手(南ア代表5キャップ)は正確なキックでテリトリーを確保します。 対するイーグルスは前節までの試合で重ねてしまったペナルティを減らした戦い方が望まれます。ヤマハ戦においては20のペナルティ、2人のシンビン**を出してしまい、自滅に近い形で敗れました。ペナルティを10回以内に留めるディスプリン(規律)が要求されます。

清水直志、日高駿

そのうえでFWのワークレイトを上げたプレイが必然になります。今シーズンフル出場の清水直志はブレイクダウンで確実なボールのクリーンアウト***に貢献します。
もう一人のフル出場選手は日高駿です。ラインアウトリーダーとして安定したキャッチが期待されます。BKでは三友良平の存在は欠かせません。ペナルティキックの正確さはチーム随一ですが、激しいタックルも持ち合わせています。
そしてキャプテンの和田拓はリーダーとしてもプレイヤーとしても成長してきていますので活躍が期待されます。

三友良平、和田拓キャプテン

イーグルスは外国人選手と日本人選手のコンビネーションがうまく機能すれば流れるような展開ラグビーを実現させられます。堅いディフェンスで守りきり、チャンスで俊足ランナーがトライを取りきるパターンがイーグルスのスタイルになります。
プレーオフ出場に向けてイーグルスの力強い戦いが繰り広げられるでしょう。

*ドライビングモール:モール(3人以上が立った状態での密集)で前進させて、相手のディフェンスラインを崩すこと。
**シンビン:反則や危険行為を行った選手に課せられる10分間の一時的退出。1試合に2度のシンビンを受けると退場処分になる。
***クリーンアウト:ラック(立ったままの密集プレー)においてダウンしたボールだけを残してオーバーすること

■メンバー
先発メンバー
1.菅原 崇聖
2.山本 貢
3.城 彰
4.日高 駿
5.鷹クロフォード アストン
6.アダム・トムソン
7.清水 直志
8.マウ ジョシュア
9.福居 武
10.カラム・ブルース
11.原田 季郎
12.三友 良平
13.ハビリ ロッキー
14.和田 拓(キャプテン)
15.オマール・スライマンケル

リザーブメンバー
16.金子 大介
17.宍戸 要介
18.山路 泰生
19.湯澤 奨平
20.植松 宗之
21.吉田 健
22.橋野 皓介
23.アイザイア・トエアバ

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