■試合の見どころ

前節王者パナソニックワイルドナイツに勝利したヤマハ発動機ジュビロはスクラムを起点に攻撃を仕掛け得点を積み重ねるパターンを得意としています。
前節のスクラムでは12回のマイボールスクラムから9つのペナルティーを獲得し、その中の一つは認定トライとなりました。まさにスクラムというプレーを自らの武器として戦うチームと言えます。また得たペナルティーをタッチにけりだし精度の高いラインアウトからモールをしっかりと組みドライブをかけるパターンも特徴的なプレーです。

イーグルスには全ての攻撃の起点であるスクラムで後手を踏まないことが求められます。
そのためにはイーグルスの第一列東恩納、庭井、山路がスクラムで組み負けないことが必要です。特に山路はこの試合のカギを握る選手になるかもしれません。
相手のプレッシャーを受け止め、跳ね返すことができればヤマハのペースを食い止めることができます。そしてこの展開になればイーグルスの攻撃パターンにもってくることが可能となります。
ラインアウトでは宇佐美、アニセ、トムソンがジャンパーとして安定したキャッチを期待したいと思います。
そしてブレイクダウンの場面では決して後手に回ってはいけません。嶋田、杉永が、トムソンの三人は体を張ったタックルを繰り返し相手の前進を食い止めてもらいたいところです。
この試合はFWの意地をぶつけ合う展開が随所に見られると思われます。この意地比べを制するチームが自分たちの流れを作り出すことができます。
SOには前節DG、PG、ロングキックと見せ場を作ったルースがエリアを取るキックとアタックの選択でBKをリードします。ベネット、三友は堅実なディフェンスで相手の突進を食い止め続けなければいけません。WBT、FBのバックスリーは相手キックのカウンターアタックに備えます。

キヤノンイーグルスのホームグラウンド(キヤノンスポーツパーク)がある地元町田での公式戦です。このヤマハとの試合がイーグルスをより変革させるきっかけとなることを期待します。応援よろしくお願いします。
■メンバー
NO | 氏名 | 出身校 | 身長 | 体重 | 年齢 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 東恩納 寛太 | 帝京大学 | 178 | 116 | 23 |
2 | 庭井 祐輔 | 立命館大学 | 174 | 100 | 24 |
3 | 山路 泰生 | 神奈川大学 | 180 | 105 | 31 |
4 | アニセ サムエラ★ | Fiji National University | 198 | 118 | 29 |
5 | 宇佐美 和彦 | 立命館大学 | 197 | 112 | 24 |
6 | 杉永 亮太 | 帝京大学 | 184 | 100 | 24 |
7 | 嶋田 直人 | 立命館大学 | 183 | 98 | 25 |
8 | アダム・トムソン | Christchurch Boys' High School | 196 | 112 | 34 |
9 | 福居 武 | 大阪体育大学 | 177 | 82 | 26 |
10 | ジャンクロード・ルース★ | High school Waterkloof RSA | 183 | 94 | 25 |
11 | 藤本 健友 | 成蹊大学 | 180 | 93 | 26 |
12 | 三友 良平 | 日本大学 | 177 | 92 | 29 |
13 | ハヴィリ リチャードアファ | 花園大学 | 178 | 93 | 28 |
14 | マイケル・ボンド | North Brisbane RC | 179 | 96 | 28 |
15 | 森谷 直貴 | 法政大学 | 180 | 87 | 25 |
16 | 金子 大介 | 慶應義塾大学 | 175 | 98 | 28 |
17 | 菅原 崇聖 | 同志社大学 | 175 | 110 | 29 |
18 | 上田 聖 | 天理大学 | 181 | 115 | 27 |
19 | 菊谷 崇 | 大阪体育大学 | 187 | 104 | 36 |
20 | コーリー・トーマス★ | Guildford Grammar | 194 | 105 | 21 |
21 | 髙城 良太 | 法政大学 | 170 | 75 | 26 |
22 | 野口 裕也★ | 正智深谷高校 | 173 | 90 | 29 |
23 | 小野澤 宏時 | 中央大学 | 180 | 85 | 38 |
★は新加入選手
※メンバーは変更する場合があります。