■試合の見どころ

第4節はいよいよリコーブラックラムズ（以下リコー）と秩父宮ラグビー場で対戦となります。（9月15日（金）19:30キックオフ）
両チームの今シーズンの戦績は1勝2敗、勝ち点5と並んでいます。また、前節ではそれぞれが接戦を演じながら敗れているところも似ています。
過去を振り返ると、公式戦でのリコーとの戦績は1勝2敗と負け越しています。最初の対戦から互いの意地と意地がぶつかり合う内容となりましたが、それからこのカードは新たな伝統となってきました。イーグルスとしては今シーズンで対戦成績をイーブンに持ってきたいところです。

リコーは個人の強さを積み重ねてチームを生かしていきます。一人一人の個人技は簡単に止められるものではありません。今年はディフェンスを強化し、前節のサントリー戦でも粘り強く相手の攻撃を食い止めていました。 アタックはSOを起点としてキック、ランプレーを多彩に組み合わせてきます。特にハイボールから攻め込んで来るパターンは注意が必要です。

イーグルスはここまで3試合戦って手ごたえを感じるセットプレーから活路を開いていくでしょう。スクラムでプレッシャーをかけられれば相手の出足を鈍らせることができます。その勢いを利用してブレイクダウンでも有利に持ち込めるはずです。
190cmオーバーを3人有するラインアウトでは相手のマークを絞りきらせません。マークを確認しながら適切なコールを行えば確実性は高まるでしょう。ゴール前ラインアウトでは互いに決めに行くドライビングモールが見られると思います。ここでの攻防がポイントとなりそうです。今シーズン初めてスターティングメンバーに選ばれたバイスキャプテンの植松（LO）がやってくれるでしょう。
イーグルスの戦い方としてはまずFWで相手を凌駕しなければいけません。少しでも前進して相手を後退させてからBKにボールを回すことが理想です。

この試合のハーフ団は今シーズン初登場の天野（SH）と野口（SO）です。今シーズン加入した野口、前回はリザーブからの出場でしたが、この試合はスターティングメンバーに選出されました。野口の特徴はラインを生かすゲームコントロールにあります。タイミングの良いパスやキックでBKラインのポテンシャルを引き出します。ルースとは異なるタイプのゲームコントロールをしてくれるでしょう。
また、この試合のスターティングメンバーにウィリー・ルルー（FB）の名前を見ることができます。体調も回復し問題なく調整できた様子です。彼の出場によってチーム全体が変わってきます。カウンターアタックでどんな動きを見せてくれるのか、期待が高まります。ルルーが最後尾に位置することで相手の攻撃パターンも変わってくると思われます。ルルーを避けるキックをするのか、または取らせてからタックルに向かい展開を遅らせるのか、このあたりの攻防も見逃せません。

試合はお互いに総力戦になることが予想されます。イーグルスはリザーブメンバーも強力です。今回はレイルアも選ばれました。メンバー交代のタイミングはフレッシュレッグ（交代した選手）の活躍を期待する場面です。ここぞというところで集中し力を発揮してもらいたいものです。
イーグルスにとってとても大切な第4節、相手はリコー。イーグルスのペースで試合が進むことを期待しましょう。みなさんの応援・声援が選手達を後押しします。会場での熱い応援をよろしくお願いします。

■メンバー

★は新加入選手
※メンバーは変更する場合があります。