2013年8月10日(土)、キヤノンスポーツパークに東京ガスラグビー部(以下東京ガス)を招いて、今シーズン7戦目となる練習試合(40分×2本)が行われました。
15時の時点で気温37°と、まさに猛暑となったこの日。それでもスタンドには熱心な両チームの応援団が集結し、文字通り「熱い声援」の中での一戦となりました。

前半
キヤノンが終始優勢を保ち、失点なく前半を折り返す
キヤノンイーグルスのスターティングメンバーは以下の通り。
No | 名前 |
---|---|
1 | 宍戸 要介 |
2 | 山本 貢 |
3 | 城 彰 |
4 | 小笠原 大樹 |
5 | 湯澤 奨平 |
6 | マーフィー・レイルア |
7 | 清水 直志 |
8 | 鷹クロフォード アストン |
9 | 髙城 良太 |
10 | アイザイア・トエアバ |
11 | ロッキー・ハビリ |
12 | 阪元 弘幸 |
13 | 守屋 篤 |
14 | 中田 慎二 |
15 | オマール・スライマンケル |
予定通り16時に東京ガスのキックオフで試合開始。
前半2分、キヤノンが東京ガス陣22mライン付近のスクラムから左右に展開。最後はレイルアが東京ガスゴールに飛び込み先制トライ。トエアバがコンバージョンを決めて7-0。
前半7分、キヤノンは東京ガス陣22mライン付近のスクラム。髙城からパスを受けたこの日初めてスタンドオフに入ったトエアバがグラバーキック*。東京ガスゴール前でラックを形成し、出たボールを髙城が素早く反応しそのままトライ。コンバージョンは決まらず12-0。
前半14分、キヤノン選手交代
湯澤 奨平 | ⇒ | 高根 修平 |
---|
前半17分、キヤノンの東京ガス陣10mライン付近のスクラム。トエアバが左へ展開すると見せかけ、相手ディフェンスのギャップをついて一気に前進。フォローしたスライマンケルからハビリにボールが渡りそのままトライ。コンバージョンも決まり19-0。


前半24分、さらにキヤノンはハーフウェイ付近のスクラムから出たボールを、またもトエアバを起点に大きくゲイン。最後はハビリが今日2本目のトライ。コンバージョンも決まり26-0。
前半35分、東京ガスゴール前のフォワードの攻防。キヤノン山本がラックから上手くボールを運び込みトライ。コンバージョンも決まって33-0。


その後も東京ガス陣で攻撃を続けたが、そのまま33-0で前半終了。
後半
フォワードが守り抜きシャットアウト勝ち
キヤノンの選手交代は以下の通り。
宍戸 要介 | ⇒ | 菅原 崇聖 |
---|---|---|
城 彰 | ⇒ | 上田 聖 |
山本 貢 | ⇒ | 坂下 拓也 |
清水 直志 | ⇒ | アダム・トムソン |
オマール・スライマンケル | ⇒ | 橋野 皓介 |
アイザイア・トエアバ | ⇒ | 森田 慶良 |
中田 慎二 | ⇒ | 藤本 健友 |
ロッキー・ハビリ | ⇒ | 菅谷 優 |
キヤノンのキックオフで後半が始まった。
後半10分、キヤノンはキヤノン陣10mライン付近のラックから、藤本が相手ディフェンスを振り払いながら、力強い走りで大きくゲイン。フォローした菅谷がトップスピードで走り込んだ橋野にパスを合わせ、橋野がそのままトライ。コンバージョンゴールも決まる。


後半11分、キヤノンの選手交代
宍戸 要介 | ⇒ | 菅原 崇聖 |
---|---|---|
髙城 良太 | ⇒ | 天野 寿紀 |
後半13分、キヤノンはハーフウェイ付近の攻防から、小笠原が元ウィングらしい俊足を披露し大きくゲイン。疾風の如くスペースに走り込んだ橋野がパスを受け一気にトライ。コンバージョンは決まらず。
後半22分、キヤノンの選手交代
高根 修平 | ⇒ | 清水 直志 |
---|
約15分間、両チーム共に決め手を欠き、トライの無い時間帯が続いた。
後半28分、キヤノンは東京ガス陣22mライン付近のラインアウトから、天野、菅原が続けてゲイン。さらに左へ展開し森田がライン際で橋野にナイスパス。そのまま橋野がこの日3本目のトライ。森田が難しい角度のコンバージョンを決めた。
後半30分~40分、東京ガスフォワードが意地を見せ、キヤノンゴール前で連続攻撃。しかし、キヤノンフォワードも必死のディフェンスでこれを防ぎ、失点をゆるさないまま陣地を挽回した。
後半41分、東京ガスがキヤノン陣10mライン付近のスクラムからサイドを突いたが、これをレイルアがビッグタックル。こぼれたボールをクロフォードがピックアップし大きくゲイン。東京ガス陣22m付近でフォローした藤本がパスを受け、そのまま走り切ってトライ。コンバージョンはきまらず57-0。そのままノーサイドとなった。
永友監督は、「普段と違うポジションでの適応力や、怪我などから復帰した選手のプレーを見たかったのですが、こういうコンディションの中で最小失点に抑えたのは、選手は良く頑張ったと思います。ただ、自陣でのペナルティが多く、我慢が足りていないと感じました。北海道合宿で出た課題は修正できつつあると思いますが、プレーの精度はまだ上げないといけないと思います。ボールを持っていない時に、休んでいる選手が多く見えたのも気になるところです。開幕に向けて残りの試合数も少なってきました。常に高いところを目標にして、これからの練習や試合に臨んで欲しいと思います。」


この日ゲームキャプテンを務めた城選手は、「先週はディフェンスをテーマに練習してきたのでシャットアウトすること、またフォワードは攻撃的なプレーをすることをテーマにした試合でした。失点は無かったのですが、まだハンドリングエラーなども多いので、来週もうひと段階精度を上げて、次の試合に臨みたいと思います。個人的には体調もほぼ100%となり、この調子を開幕に合わせて、チームに必要とされるようにフィットしていきたいと思います。」
また新人の菅谷選手は、「ディフェンスで少しだけアピールできたと思います。学生時代のプレーを忘れ、キヤノンイーグルスの選手としての試合にも慣れてきました。今回もセレクションの意味があったと思いますが、次の試合にも出る機会があればしっかりアピールして、公式戦でメンバーに入れるように頑張ります。」


次回は8月17日(土)、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとの練習試合を、キヤノンスポーツパークで行う予定です。今後もキヤノンイーグルスの活躍にご期待ください。
- *試合に関する詳細情報は、下記キヤノンイーグルス公式サイトよりご確認ください。
キヤノンイーグルス試合情報一覧 2013-2014シーズン