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2014.06.23
REPORT

6月21日(土)神戸製鋼戦および日本代表VSイタリア代表戦の試合結果

■プレシーズンマッチ第4戦 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦

出場全選手が春シーズンの成長を明示
強豪神戸製鋼に殊勲の好ゲーム

6月21日(土)、プレシーズンマッチ第4戦が神戸製鋼コベルコスティーラーズ(以下神戸)をキヤノンスポーツパークに招いて行われた。

たくさんの両チームサポーターが見守る中、キヤノンのキックオフで試合開始。キヤノンが2本のトライで先制するも、神戸もキヤノンのミスを見逃さず3本のトライで逆転。12-21で迎えた後半、10人を入替えたキヤノンが先にトライを奪い4点差としたが、ここからトライを奪い合う展開が続き4点差がなかなか縮まらない。しかしキヤノンがラストプレーでゴール右隅にボールを運び込み、結局36-35でノーサイドとなった。

前半
強豪神戸に対し経験値の高い選手の力が光った。ベネット、山本の今季初スタメンの二人による連続トライ。さらに加入後初出場の小野澤も左ウィングから大きな声でチームを鼓舞した。「初めての試合なので緊張しました。でも選手の動きを見たり、ハドルの中の話が聞けたことが収穫です。今後はウィングがエキストラで入っていくイメージをもっと明確化して、ボールタッチを増やすことをテーマに次の試合に向けて頑張ります。」(小野澤選手)

ティム・ベネット選手、山本貢選手

小野澤宏時選手

「トップ4のチームに対し、春からやってきたブレークダウンやリアクションのスピード、1:1のコンタクトをしっかりやることがテーマ。」(城ゲームキャプテン)の言葉通り、体を張ったプレーで失点を食い止めていたが、30分頃から3連続トライで一気に逆転を許してしまった。神戸のスピードと精度の高いアタックは、さすが上位チームと唸らされるプレーだった。

後半
後半10人が入れ替わったメンバーの中に、日本代表から戻った菊谷の顔が見える。最初のボールタッチで大きくゲインし、一回り違いの芦谷のトライを演出した菊谷は、「久しぶりのゲームでちょっと緊張しつつ楽しみにしていました。今日のキヤノンは我慢しながら戦う姿勢があったのが良かったと思います。試合の中で波があるのはまだ成長できるということなので、後ろからサポートしていい状態の時間を増やしたいですね。経験してきたことをたくさん伝えられるように、シーズンに向けていい時間をみんなと過ごしていきたいと思います。」

菊谷崇選手、日高駿選手

マーフィー・レイルア選手

さらに18分にはNZ留学から戻った日高、初出場のマーフィー・レイルアが満を持して登場し、随所で持ち味を発揮した。

一方、第1戦から完成度の高さを見せている新加入のHO庭井は、この試合でも存在感を示した。「スクラムの組み方を含め、4試合目でようやくキヤノンのスタイルを理解できてきたと実感しています。今後はその理解度をさらに高めて、試合の流れを変えられるタックルやゲインをしていきたいと思います。」(庭井選手)

庭井がシンビン退場の間も、粘り強い攻守で4点ビハインドを守ったキヤノンは、絶対にトライが欲しいラストプレーでそれをやって見せた。「チャンスが少ないことは分かっていたので、トライを取り切れて良かったです。」(菅谷選手)

全員ラグビーで春シーズン最後の試合を競り勝ったキヤノン。次の東芝戦へ大きく弾みをつけられた貴重な1戦だった。

永友 洋司監督
「強いプレッシャーの中でもいいプレーができたことに、選手たちはもっと自信を持っていいと思います。ゲームの勝敗より内容を重視して次に繋げていきたいですね。選手層も徐々に厚くなっていると実感していて、本当に良くやってくれた春シーズンだったと思います。ミスやペナルティを減らして次の東芝戦(7月12日)に向けて、さらにレベルアップしていきます。」

永友 洋司監督

次回は7月12日(土)、東芝ブレイブルーパスとの練習試合(18:00KO)をキヤノンスポーツパークで行う予定です。今後のキヤノンイーグルスの活躍にご期待ください。

■6月21日(土) テストマッチ 日本代表VSイタリア代表戦の試合結果

6月7日(土)14:00KO秩父宮ラグビー場に約1万4千人の観客を集めて行われた日本代表とイタリア代表のテストマッチは前半13-13のドローでしたが、後半は13-10とイタリアを引き離し、トータル26-23でイタリア代表に勝利しました。この試合で日本代表はテストマッチ10連勝。キヤノンイーグルスから出場していたジャスティン・アイブス選手はブラインドサイドフランカーとして80分間フル参戦し、日本代表の勝利に貢献しました。(IRBのランキングでは日本は12位、イタリアは14位)

ジャスティン・アイブス選手

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