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2017.06.05
REPORT

サントリーサンゴリアス戦との練習試合レポート(6月3日土曜日)

■6月3日(土) サントリーサンゴリアス戦 試合経過

初夏の日差しを感じる天候の中、約800人の観客がキヤノンスポーツパークを訪れました。
この日はキヤノンマーケティングジャパン(株)主催のEOS学園のスポーツ写真教室も行われました。
ラグビーの試合を撮影する機会を得ることは難しいので、EOS学園に参加した生徒さんたちは張り切ってシャッターを押していました。

さて試合経過です。
サントリーのキックオフで試合が開始されると、イーグルスは積極的にアタックを仕掛けました。
しかし開始3分、サントリーの厳しいディフェンスに徐々に差し込まれ、ターンオーバーされてしまいます。そこからWTB→SHとつながれトライとなります。
ゴールキックも成功、0-7と先制されます。
この日イーグルスデビューのトゥパは激しいタックルで相手の出足を食い止めていました。サントリーの早く強いディフェンスにイーグルスは差し込まれる場面が多くありましたが、それでも我慢しながらチャンスを待ちます。
19分サントリーゴール前でペナルティを得るとラインアウト→モールとなり、そこからトゥパがもぐりこんでトライ。

上原のゴールキックも成功し7-7と同点にします。

この日のサントリーは徹底的にスクラムにこだわってきました。ペナルティを得るとスクラムを選択して勝負してきます。イーグルスFWも受けてたち一進一退を繰り返しますが、35分ついにゴール前でスクラムを押し込まれトライを奪われます。
ゴールキックも成功し7-14とされます。
直後のキックオフ、イーグルスはキャッチミスからゴール前まで攻め込まれ、そこで相手の圧力にミスを犯してあっさりトライを献上してしまいます。
ゴールキック成功7-21

前半終了直前にイーグルスは反撃に出ます。
敵陣ゴール前で橋野がダミーパスで相手をかわし藤本にパスしてトライが決まります。
ゴールキックも成功し14-21とサントリーを追いかけます。

後半3分、サントリーはペナルティを得てキックでイーグルスゴール前までエリアを取ります。そこからラインアウト→モールでトライ、ゴールキックも成功し14-28になりました。

サントリーはこのパターンでは自信を持ってトライを取りにきます。
一方、イーグルスは前半からペナルティを取られる場面が見られましたが、後半に入っても連続してペナルティを取られます。
相手はアドバンテージでプレーを継続できるので、イーグルスの選手は徐々に差し込まれていきました。
15分、反則の繰り返しでトゥパがシンビンとなり、32分には、サントリーの連続攻撃を防ぎきれずゴールポスト下にトライを決められます。
 ゴールキックも成功し14-35となりました。
37分、イーグルスは自陣からパスをつなぎ、杉永が抜け出すと藤近につないでトライ。
ゴールキックも成功し21-35となってノーサイドとなりました。

トライ数は3-5でした。サントリーを相手にいくつか課題が見つかった試合となりました。
次の日野自動車との練習試合に向け、どれだけ修正できるか、是非注目してください。

選手インタビュー

日高駿

サントリーはディフェンスがアグレッシブにきていたので、そこの部分は負けていました。しかし粘れてもいたのでそこの部分は可能性を感じました。
ラインアウトはミスが多かったですけど、まだ練習ができていないのでこれからやります。春からのトレーニングでワークレイトがあがったと感じます。コンタクトではやられましたけど、運動量で対抗できたと思います。


田中真一

トップリーグで二戦目の出場ができました。トップリーグのプレーにだいぶ慣れてくることができました。学生との違いはブレイクダウンでの激しさとパワーですね。ラインアウトでは敵ボールを奪うプレーができました。サントリーはテンポが速く順目に展開してくるんですが、イーグルスはディフェンスが良く防いでいたと思います。
あと少し我慢が必要だと感じています。


小林健太郎

今日がデビュー戦でした。
ディフェンスが多い試合だったのでアタックがなかなかできませんでした。
ただアタックができたときは良い形ができました。ディフェンスでボールを取り返してチャンスを作り出したいです。ただよく我慢ができたと思います。
上位チームとの戦いは我慢する場面が多くなることを学びました。


グラント バッシュフォードヘッドコーチ

今日の試合はフラストレーションのたまる試合でした。スクラムの組み直しが多く、ボールをキープすることが出来ずにプレーが継続できませんでした。ただそれは相手のせいではなく、自分たちの問題でもあります。
フィジカルの面では先週のNEC戦から確実にステップアップしています。アタックもできているときは相手に脅威を与えられていると感じています。
今後の課題はボールをキープし続けられるということ、ミスを少なくしてアタックするということが大切だと思います。
サントリーはコンタクトの場面では確実にゲインを切ってきました。イーグルスはタックルラインで食い止められていました。開幕までにこの課題も解決できるよう、毎日の練習を大切にしてステップアップさせます。


エドワード カーク

このチームに加入できて本当に幸せだと思っています。
現在サンウルブス試合で負った怪我を治す段階ですが、この施設とスタッフに協力をもらい順調に良くなってきています。
今後のことを思うととてもエキサイティングに感じます。
一日も早くチームに合流してチーム、サポーター、会社のためにプレーしたいと思っています。

今日のゲームはストレスも感じましたが、日本一のチームを相手にこれだけペナルティを与えながらこの点差で試合を終えられたことは賞賛される内容だと思います。
これはチームの決意が現れた試合だと感じています。

イーグルスのサポーターの皆様にお伝えしたい思いがあります。
今日もイーグルスサポーターの皆様が応援している姿と声を聞くにつれ、自分もその期待に応えなければいけないと思っています。
もし私を見かけたらいつでも声をかけてください。
皆さんの仲間として一緒にチームを強化していきたいです。
キヤノンに加入できたことはとても光栄なことと思っているので、皆様の期待に応えられるよう力を尽くしたいと思っています。

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