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2017.06.12
REPORT

日野自動車レッドドルフィンズ戦との練習試合レポート(6月10日 土曜日)

■6月10日(土) レッドドルフィンズ戦 試合経過

イーグルスvsレッドドルフィンズの練習試合には、多くの皆さまにご来場いただきました。レッドドルフィンズの応援団がバスで来場してくれたのも大きな要因でしょう。

さて、試合経過は次のとおりです。

キックオフ早々にイーグルスは連続でアタックします。
しかし相手の厳しいディフェンスにトライを取りきることができません。

最初の得点は10分、レッドドルフィンズ陣内でルースが抜け出し、ラックとなると原田が嶋田につなぎトライ。嶋田の得意なサポートコースでのトライです。ルースがGKを決めて7-0とリードします。

その後はお互いにミスが重なりペースがつかめません。
26分、レッドドルフィンズはイーグルスがペナルティを犯すとゴール前にタッチキック、そこからモールで押し切ってトライとなりました。GKも決まり、7-7の同点となります。

イーグルスは36分 相手ゴール前で攻め立てますが、トライを奪うまではいかず最後はターンオーバーされてしまいます。
39分イーグルスは相手ゴール前に迫り、何度も攻撃を繰り返します。
ディフェンスの間隙をぬって、サイドアタックを仕掛けトライをしたのは荒井、GKも決まり14-7とイーグルスが再びリードします。

前半終了間際、イーグルスは相手ゴール前まで攻めますが、ルースのグラバーキックがチャージされチャンスを逃します。

後半10分、レッドドルフィンズはSOのキックパスをWTBがキャッチしてチャンスをつかみます。森谷がタックルに入りますが振りほどかれトライとなりました。GKも成功して14-14と追いつかれます。

後半19分、レッドドルフィンズ陣内ラインアウトでのこぼれ球を、高島が素早くキャッチしてそのままゴールに駆け込みトライを奪います。GKも成功して得点は21-14となりました。

後半24分、イーグルス陣内でレッドドルフィンズの攻撃時、相手のパスを小林がインターセプト。そのまま走りきってトライとなり、得点は26-14となりました。

後半30分、レッドドルフィンズのFWは、イーグルスゴール前でピック アンド ゴーを繰り返し、ねじ込むようにトライを決めます。GKも決まって26-21と迫られます。

後半39分、イーグルスがレッドドルフィンズゴール前で連続攻撃、最後は森谷が空いたスペースを突いてトライ。GKも成功し得点は33-21となりました。

後半42分、イーグルスはレッドドルフィンズ陣内でディフェンスの圧力を高め、相手のミスを誘います。こぼれたボールが永富にわたりトライに結びつきました。
GKも決まり40-21となったところで、ノーサイドの笛がなりました。

レッドドルフィンズの堅い守りに対して、攻めあぐねるシーンもありましたが、要所でトライを上げて勝利しました。
新加入選手もチームに慣れてきています。今後のイーグルスの成長をご期待ください。

■日野自動車レッドドルフィンズ戦後のインタビュー

菅原 崇聖

久しぶりに40分以上試合に出られました。
フィールドプレーに関しては、前より動けるようになっていると感じています。
チームがハイテンポということを目指しているので、それには対応していきたいと思います。
姿勢が高くなってしまったり、スクラムも良い時と悪い時の差が大きかったりしました。こうしたところは修正が必要だと思います。
一緒に組んだアライモアナは、だいぶイーグルスに慣れてきたと感じました。今後が楽しみです。
スクラムに関しては全体練習が終わった後も個別で練習しているので、徐々に良くなってくると思います。危機感も感じているので自分たちのスクラムを作り上げたいと思っています。
目標は開幕スターティングメンバーになること、そうなったら次のステージにチャレンジです。

髙城 良太

今日は後半からの出場でしたが、自分の役割としてテンポをあげるのとFWをディフェンスでコントロールすることを意識しました。
自分たちのミスが多かったのですが、テンポをあげられたし、FWをコントロールしてディフェンスに入らせることも自分が入ることもできました。
今日は風が強かったのでもっと風を利用したプレーを選択しても良かったと思います。
今日初めて出場するメンバーもいましたが、選手間でうまくコミュニケーションを取ることを常に意識したいと思います。
これからも、しっかりアピールしていけるように頑張ります。

永富 健太郎

今日がデビュー戦です。
SOでの出場ですが、周りの方が声をかけてくれたので緊張することなくプレーができました。ただ風が強かったんですが、回し過ぎたと思います。
もっとキックを多用してFWを楽にさせてあげればよかったと思います。
次回に今日の反省を生かします。

荒井 康植

今日は強気でいこうと思っていました。その結果トライを取ることはできましたが、ゲームコントロールの部分でSOとのコミュニケーションがとれずに前半苦しんでしまいました。
久しぶりの試合で、テンポをもっとあげられたらよかったですね。良い判断ができていれば、もっとゲインできたと思います。

嶋田 直人

今日の試合は勝てて良かった。
良いところもあったし改善しなければいけないところもありました。
イーグルスに来て初めて出場機会を得た選手もいれば、怪我から復帰した選手もいるので、これはこれでよくやったと思います。
サンウルブスやジャパンに行っている選手たちが帰ってきたときにチームは完成しますが、それまでにレベルをあげたいと思います。
今日はゲームリーダーをやりましたが、結構大変でした。庭井の気持ちがわかりました。
「ようやるなー」って感じです。

この三試合で出た課題を次の試合までに改善して、もっと良いチームになっていきたいと思います。
ポイントは我慢ですかね。しんどいところで逃げないで身体を当ててチャンスを待つ、それができないと強いチームと戦えないと思います。
ボールをキープし続ければトライは必ず取れます。取りきれるようトレーニングしていきます。

バッシュフォードヘッドコーチ

「点数を見れば40-21で満足してしまうかもしれないが、もしチャンピオンにチャレンジする立場になりたいのであれば、この結果に満足してはならない」
と最後の円陣の中で伝えました。
本当のことを伝えてみんなが理解することが大切です。
きれいごとは必要ありません。
良いプレーもありました。
しかし風の使い方など考えていないプレーも改善しなければならないポイントです。
相手陣内5メートルまで行ってトライが取れない場面がたくさんありました。
ブレイクダウンの弱さ甘さもありました。
ゴール前のミスの場面では何人かの選手も話していました。
「我慢しきれずに焦って攻撃をしてミスを犯しチャンスを失っている」と。
改善すべきことは理解しているので今後精度をあげていきたいと思います。
今日は特にコンタクトの場面が良くなかったと感じています。

荒井は前半少し慣れていないようでしたが、後半になってワクワクするようなプレーをするようになりました。今後できるだけ機会を作って、試合勘を取り戻してもらいたいと考えています。
後半入った髙城も良かった。良いテンポで試合を作っていた。
SHは4人とも良いものを持っている。天野は強さと良いパスを持っている。
福居はバランスがとれた良い選手です。
この四人のSHは自信を持って使えると思います。
今日の試合で目に付いたのはNO.8の田中ですね。良いプレーをしていました。
後半に入った野口も良かったです。的確な判断でゲームコントロールしていました。

次の試合は北海道で三菱とヤマハと戦います。そこに向けてチームを作っていきます。
また応援に来てください。

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