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2017.07.24
REPORT

三菱重工相模原ダイナボアーズとの練習試合レポート(7月22日 土曜日)

朝方は雨が降り肌寒さを感じるくらいの気候の中、北見合宿最初の練習試合が始まりました。
ダイナボアーズは、7月19日に行われた神戸製鋼コベルコスティーラーズとの試合を、30-24で勝利するなど勢いのあるチームです。
その勢いがキックオフ早々に発揮されました。
前半6分、ハーフライン付近のラックでイーグルスのボールをターンオーバーしたダイナボアーズは、独走でゴールポスト中央にトライを決めます。GKも決まり0-7とリードされます。

前半10分、イーグルス陣内22メートル付近のラックでペナルティを得たダイナボアーズは、PGを狙い3点を追加し、0-10となります。
前半20分、徐々にイーグルスも反撃に転じます。ダイナボアーズ陣内22メートル付近のラインアウトから左に展開、アマナキにボールが渡り、敵に絡まれるも相手を振り切り、ゴールラインを超えてトライを決めます。GKも決まり7-10になります。
前半23分、イーグルス陣内20メートル付近でペナルティを得たダイナボアーズは、PGを決めて7-13と引き離しにかかります。
このあとは互いに決め手を欠き、ハーフタイムになります。

後半が開始されました。
後半4分、ダイナボアーズ陣内10メートル付近のラインアウトで押し込み右に展開、林が相手を引き付けて小林にパスをすると、小林が走り切りトライを決めます。

GKは決まりませんでしたが、12-13と詰め寄ります。
後半25分、イーグルスは敵陣で試合を進めます。ダイナボアーズから連続でペナルティを得ると、ラインアウトでモールをプッシュ、スクラムで圧力をかけ、最後はゴール前のスクラムを押し込み、SOに入った永冨がゴールに駆け込んでトライを決めます。GKも決まり19-13と逆転に成功します。

後半35分、トゥパの突進を嶋田がフォロー、タイミングの良いパスがアマナキに渡りトライ。GKも決まり26-13となります。
後半40分、ダイナボアーズ陣内に攻め込んでいたイーグルスですが、ターンオーバーされて一気にトライを奪われます。GKも決まり26-20でノーサイドとなりました。

7月26日(水)には、北見東陵公園グラウンドでヤマハ発動機ジュビロとの練習試合を予定しています。キヤノンイーグルスが力を出し切れるように、引き続き声援を送ってください。

■三菱重工相模原ダイナボアーズ戦後のインタビュー

湯澤 奨平

久しぶりの試合だったので思うように動けない場面がありました。しかし合宿最初の試合に勝てて良かった。前半はスクラムを含めてペナルティが多く、集中できない部分もありましたが、最終的には全員でアグレッシブに動けたと考えています。


林 大成

しっかり動けたシーンもありましたが、個人的にはイージーなミス二つを反省しています。流れに乗る場面だったのでやってはいけないミスでした。やはり準備段階でしっかり対処することが大切だと思いました。次に出場する際は、もっと精度を高めたプレーができるようにします。


永富 健太郎

後半のいい流れの中で入る事ができました。
周りのインテンシティが上がっていたのでよかったと思います。
最後にトライを取られた場面は、自分たちが攻めていて、ターンオーバーされて取られてしまった、気が抜けていた部分があったと感じています。
ペナルティを得てタッチキックを蹴る場面で、ノータッチになってしまったのは反省点です。狙い過ぎてしまいました。


小林 健太郎

緊急登板での出場でした。
でも準備はしてきたのでしっかり対応ができました。
前半は自分たちのミスで相手に付き合う場面もあったんですが、後半は自分達のペースで一気に乗れたというのが収穫だと思います。次は最初からこのペースで試合をして行きたいと思います。
トップリーグのプレーは最初コンタクトがきつくて慣れなかったんですけど、やって行くうちに体が慣れてきました。これで少しやっていける自信がつきました。とは言っても、自分をもう一つ段階を上げていかないと、このレベルでやるのはきついと感じています。必要なものはストレングス(筋肉量)とスピードだと思っているのでそれを身につけて行きます。


アライモアナ モツアプアカ

今日の試合は楽しかった。
スクラムが最初合わなかったけど、だんだんしっかりキープできてきたので良かった。
次はもっと低く組んで自分達のペースでスクラムをコントロールしたいです。


アマナキ・サウマキ

今日はベリーグッド。アタックが良かった。ハイパントのキャッチもうまくできた。
そして二つトライを取ることができた。


三島 藍伴

今日はやろうとしている事が出来なかったです。外側でボールを待っていたんですが、回ってこなかった。一度ボールが来た時はゲインできましたが、前回の試合と比べてタッチが少なかったと思います。
積極的にボールに絡むことと、ボールを待つことの判断は難しいですが、次はもっと積極的にやりたいと思います。


荒井 康植

後半からの出場ですが、自分がテンポやリズムを変えていこうと思って入りました。
SOとコミュニケーションを取ってプレーしたのでキックとランのバランスが取れました。そしてエリアマネージメントですね。常に敵陣で戦おうと考えていました。
それがうまくいったと思います。


設樂 哲也

今日はキヤノンで始めての試合になります。まだ自分も仕上がっていないし、もっと煮詰めていかなければいけないと感じています。そしてチームとの連携を向上させなければいけないと感じています。練習と試合に出て感を取り戻していきたいですね。
自分の課題はスクラムのコントロールとディフェンスのコミュニケーションだと思います。それが出来れば良いパフォーマンスが発揮できると思います。


バシュフォードヘッドコーチ

今日の試合は前半と後半の差が有りました。
前半はペナルティが多く、我々が目指すハイテンポなラグビーを止めてしまう結果になりました。
しかし後半は自分達でボールをキープして攻撃を継続できました。
ペナルティを犯すこともありましたが、自分達のペースを崩すことなくプレーができました。そしてエリアマネージメントもうまくいっていました。
今日目を引いた選手は田中真一です。とてもよく動いていた。ボールにも絡んでいた。
そして後半から入った荒井康植です。前半の悪い流れを変えてくれたと感じています。
アライモアナも一生懸命練習に取り組んでいる。これからの成長に期待したい。
次のヤマハ戦は今のベストメンバーで戦います。
そしてスーパーラグビーから帰ってくる選手を加えてチームが完成します。
8月18日の初戦までベストなチームができるよう準備していきます。

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