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2017.08.14
REPORT

NECグリーンロケッツとの練習試合レポート(8月11日)

8月11日、トップリーグ開幕まで1週間に迫ったこの日、NECグリーンロケッツとの練習試合が行われました。気候は真夏とは思えない涼しさで、選手たちもプレーに集中できていたようです。

16:00にキックオフされた試合は、攻めるNEC 守るイーグルスの展開で推移しました。 開始5分、イーグルスは自陣でノットロールアウェイの反則を犯し、PKでNECに3点を先制されます。11分にもペナルティからNECに3点追加され、0-6となります。
ここまでリードを許す展開でしたが、イーグルスのディフェンスは破綻することなく、粘り強く継続されています。

特に目立つのが加入間もないフィリップ・ヴァンダー・ウォルトの動きです。
タックルに入ってからすぐに立ち上がり、リスタートに備える姿勢は、スーパーラグビーでのプレーそのままです。

17分、NECはペナルティからタッチキックを選択し、ラインアウトでモールを形成し、そのまま押し切って初めてのトライを奪います。GK成功で0-13。

イーグルスは反撃に転じ相手ゴール前まで攻め込みますが、スコアにつながりません。
28分、イーグルスがアンストラクチャーから展開したボールを、NECにインターセプトされ再びトライを奪われます。GK成功で0-20。

33分、イーグルスの初めてのトライは連続攻撃から左に展開し、最後はホセアが走りきって決まります。GK成功で7-20。

38分、攻撃のリズムが出てきたイーグルスのボールが動くようになり、原田のパントを荒井が拾い再度原田にパスが渡ってトライ。GK成功で14-20。

40分、ハーフタイム直前に野口から菊谷にわたりトライが生まれます。
GK成功で21-20と逆転して前半を終えます。

後半に入りどちらのチームもメンバー交代を行いましたが、お互いに攻め手を欠き、スコアすることができません。
後半10分、NECの粘り強い連続攻撃が続き、最後はピックアンドゴーでトライを奪われます。
GK成功で21-27と再逆転されます。
この後は互いに得点できずにノーサイドとなります。

フィリップと交代で出場したカークも攻守に活躍して、開幕出場にアピールできていました。

イーグルスはペナルティが多く、最後までペースを握りきれませんでした。
開幕までの一週間でディシプリンを確立できるか期待したいと思います。
開幕戦はどんなメンバーで戦うのか、次のお知らせを楽しみにお待ちください。
18日は秩父宮で今シーズンのイーグルスをご覧ください。
今までとは異なるスタイルのイーグルスを確認できると思います。

コメント

今村ヘッドコーチ代行

今日の試合で、選手は今できることをやってくれました。とは言え、勝てなかったのは、まだ力が足りないということです。ここで満足していたら、この先上がっていけません。今日なぜ勝てなかったのかを、一人一人がよく考え、選手全員が「自分たちの責任を果たす」ことができる状態にして、サントリー戦に臨みます。

エドワード・カーク

先週の試合とはメンバーが大きく違いましたが、それでもイーグルスのスタンダードが落ちなかった点は良かったと思います。
来週はサントリー戦になりますが、相手に合わせることなく、自分たちのラグビーをすることが第一優先だと思っています。「自分たちのラグビー」を実際の試合でも出せるよう準備していきます。

フィリップ・ヴァンダ―・ウォルト

今日のゲームでは、スピーディーなパスまわしを皆が意識し実行できた点が良かったと思っています。
個人的には他のプレーヤーとのコミュニケーションをもっとよくすべきと考えています。
そのために、日本語を勉強するとともに、ゲームで使う用語を覚えてコミュニケーションをもっと良くしていきたいと思っています。コミュニケーションはとても大切です。
日本に来て10日くらい経ちました。生活の基盤を色々な人に助けてもらいながら少しずつ理解し始めています。チームのこと、家族のことでいろいろ忙しいので、少し整理する時間は必要ですが、新しいチームや新しい生活をエンジョイしています。

小林健太郎

今日はしっかりコミュニテーションをしようと考え、ディフェンスでは何とかできたと思いますが、アタック時については、しんどい中でも、もっとコミュニケーションしていかないといけないと思いました。
中途半端なキックをしてしまったケースもありました。キックのスキルを向上させることも重要です。今日の試合を通じて、「中途半端なことはしない。思い切りやってみる」といった点を、今後の課題として取り組んでいきます。

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