MATCH試合

2022.05.01 sun 第15節

5/1(日)
コベルコ神戸スティーラーズ
コベルコ神戸スティーラーズ
42
FULL
TIME
33
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
神戸S
第15節 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
第15節 ユニバー
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2022.05.01 (日) 14:30
試合会場神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
所在地兵庫県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
コベルコ神戸スティーラーズ
神戸S
33 12 前半 17 42
21 後半 25
前半 後半
2 3
1 3
0 0
0 0
0 0
5 T 6
4 G 3
0 PT 0
0 PG 2
0 DG 0
前半 後半
3 3
1 2
0 0
0 2
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 髙尾時流
庭井祐輔 2 HO 2 有田隆平
津嘉山廉人 3 PR 3 山下裕史
サウマキアマナキ 4 LO 4 張碩煥
ソセフォ・ファカタヴァ 5 LO 5 JD・シカリング
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 橋本皓
嶋田直人 7 FL 7 前田剛
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 アタアタ・モエアキオラ
荒井康植 9 SH 9 中嶋大希
田村優 10 SO 10 李承信
松井千士 11 WTB 11 山下楽平
梶村祐介 12 CTB 12 ルカニョ・アム
ジェシー・クリエル 13 CTB 13 ベン・スミス
ヴィリアメ・タカヤワ 14 WTB 14 アンダーソンフレイザー
エスピー・マレー 15 FB 15 山中亮平
髙島忍 16 R 16 平原大敬
シオネ・ハラシリ 17 R 17 山本幸輝
松岡将大 18 R 18 前田翔
アニセサムエラ 19 R 19 ジェラード・カウリートゥイオティ
安井龍太 20 R 20 井上遼
山菅一史 21 R 21 日和佐篤
小倉順平 22 R 22 ヘイデン・パーカー
南橋直哉 23 R 23 井関信介

イーグルス、埼玉WKから前半2トライ!リードし続けるも後半に逆転を許し24-33で敗戦

4月23日(土)のジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1第14節、横浜キヤノンイーグルスは初夏のような陽気となった日産スタジアムに埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)を迎え、ホストエリア横浜市で今季最後となる試合に臨んだ。

最終節まで残り3試合。第13節終了時点で9勝4敗、勝ち点41で4位につけ、前日の試合結果により暫定5位となっていたイーグルスにとって、リーグ戦上位4チームによるプレーオフトーナメント進出に向けて絶対に負けられない大事な一戦となった。

同3位の埼玉WKとは今季第3節で対戦しており3-27で敗戦。昨季も2戦2敗で、シーズンを締めくくられた相手でもある。幾度も挑戦しては退けられてきた因縁の宿敵との大一番は、8299人の観客が見守るなかいよいよキックオフの瞬間を迎えた。

■前半

得意のモールからHO庭井祐輔が先制トライ

先制して勢いをつけたいイーグルスは、前半開始早々から目の覚めるようなアタックを畳み掛ける。まずは3分、敵陣でのマイボールラインアウトからFWの武器であるモールで力強く前進すると、その最後尾でボールを保持していたHO庭井祐輔が見事トライ。FBエスピー・マレーのゴールも成功し、スコアを7-0とする。

WTB松井千士のトライで14-0とリードを広げる

さらに9分、イーグルスはWTB松井千士の自陣から敵陣へのビッグゲインを起点にフェーズを重ねると、ラックからSH山菅一史、CTB梶村祐介、FLコーバス・ファンダイクとパスをつないでさらに前進。大外でフォローしていたWTB松井へとラストパスが渡り、そのままWTB松井が快足を飛ばしてトライ。左隅の難しい角度からのゴールをFBマレーが決めて、イーグルスは14-0とさらにリードを広げる。

21分には埼玉WKにPGを決められ14-3とされたものの、38分にはイーグルスFBマレーがPGを決めて、17-3。14点リードしていい形で前半を終える。

■後半

14点リードで後半に入るも15分間で逆転を許す

後半も前半以上の勢いで得点を重ねたいイーグルスだったが、徐々に埼玉WKのペースにのまれていく。6分にPG、7分にトライ、12分にPGを決められ17-14と3点差に迫られると、15分にもトライを許し17-21と逆転を許す。

19分にはイーグルスWTBヴィリアメ・タカヤワが鋭いランでインゴールを陥れたが、TMOの結果タッチラインを踏んでいたという判定でノートライとなり、逆転は幻となった。

最後にNo.8ハラシリがトライを返すも届かず勝ち点獲得はならず

その後も勢いをつかめないまま迎えた終盤、29分と39分にも埼玉WKにトライを決められ17-33と一気に突き放されたイーグルス。それでも試合終了間際の42分、敵陣でのマイボールラインアウトからモールを組み、途中出場のNo.8シオネ・ハラシリが抜け出してインゴール右隅にトライを決める。最後に意地を見せたものの24-33で敗れ、7点差以内の敗戦時に得られるボーナスポイント獲得もならなかった。

総勝ち点は41のままで、前節から1ランク後退し5位となったイーグルス。残るは2試合。プレーオフトーナメント進出圏内となる4位への返り咲きを果たすためにも、引き続き負けられない戦いが続く。5月1日(日)の第15節、コベルコ神戸スティーラーズとの敵地での対戦は、第2節のような快勝(55-21で勝利)と3トライ差以上によるボーナスポイントを含む勝ち点5の獲得を目指す。

■監督・選手インタビュー

■沢木敬介監督

沢木敬介監督

前半であのような(一方的な)ゲームをしましたので、本来は勝たなければいけない試合でした。前半は堂々とプレーしていたのですが、「勝てる」という状況になった時の大胆さや勇気がありません。こういう経験が必要なチームなのだとポジティブに考えたい一方で、組織としてもっと覚悟が必要だと感じました。下を向いていても仕方ありませんので、残り2試合、勝ち点5を獲ります。自力(での4強入りの可能性)はなくなりましたが、まだトップ4入りのチャンスはあるので、また来週から準備して自分たちができることをやっていきたいと思います。

■SO田村優キャプテン

田村優キャプテン

日産スタジアムで試合できてうれしかったですが、(勝つための)準備が伴っていなかったのではないかと思います。悔しさはありますが、ポジティブな言い方をすればそれを感じられる力がついてきたチームになったことは間違いないですし、組織としては成長しています。ただ、前半あれだけいいパフォーマンスをしてこのような結果に終わるのは僕自身初めての経験です。何が敗因なのかわからないのですが、こういう試合を勝ち切る訓練は必要です。再戦のチャンスがあればこの経験を活かさないといけないですし、変わっていかなければと痛感しています。

■モールでトライを決めるなど奮闘したHO庭井祐輔バイスキャプテン

庭井祐輔バイスキャプテン

セットプレーで主導権を握られた時間帯がありました。FWとして改善が必要な一方で、試合の中で修正できた部分もあったのでそこはプラスに捉えています。勝ち切れなかった要因は後半最初の10~20分で簡単なミスが出てしまったことです。そういうミスがあるとトップ4のチームには勝てないと実感しました。後半開始時は14点差ありましたが、相手にとってこの点差は大きくないという話をして、埼玉WKの後半の強さにも警戒していましたが、結果が伴いませんでした。ただ、前を向くしかありませんので、あと2試合、勝ち点5を獲りにいきたいと思います。