MATCH試合

2025.02.23 sun 第9節

2.23 SUN
三重ホンダヒート
三重ホンダヒート
20
FULL
TIME
17
横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノン
イーグルス
三重H
第9節 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿
第9節 鈴鹿
横浜E

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2025.02.23 (日) 12:00
試合会場三重交通G スポーツの杜 鈴鹿
所在地三重県
天候晴れ/弱風
ピッチ状態良い
入場者数3,136人
プレイヤーオブザマッチ三重H(21)竹中太一

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
三重ホンダヒート
三重H
17 12 前半 6 20
5 後半 14
前半 後半
2 1
1 0
0 0
0 0
0 0
3 T 2
1 G 2
0 PT 0
0 PG 2
0 DG 0
前半 後半
0 2
0 2
0 0
2 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 鶴川 達彦
中村駿太 2 HO 2 肥田 晃季
杉本達郎 3 PR 3 フェインガ・ファカイ
コルマック・ダリー 4 LO 4 マーク・アボット
マシュー・フィリップ 5 LO 5 ヤンコ・スワナポール
ビリー・ハーモン 6 FL 6 フランコ・モスタート
嶋田直人 7 FL 7 パブロ・マテーラ
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 タリフォロフォラ・タンギパ
山菅一史 9 SH 9 土永 雷
田村優 10 SO 10 中尾 隼太
竹澤正祥 11 WTB 11 テビタ・リー
梶村祐介 12 CTB 12 フレイザー・クワーク
田畑凌 13 CTB 13 岡野 喬吾
石田吉平 14 WTB 14 ラリー・スルンガ
ブレンダン・オーウェン 15 FB 15 呉 洸太
庭井祐輔 16 R 16 山田 生真
南友紀 17 R 17 藤井 拓海
祝原涼介 18 R 18 星野 克之
リアキマタギ・モリ 19 R 19 古田 凌
古川聖人 20 R 20 ワイマナ・カパ
ファフ・デクラーク 21 R 21 竹中 太一
ヴィリアメ・タカヤワ 22 R 22 ダーウィッド・ケラーマン
小倉順平 23 R 23 本村 直樹

イーグルス、三重ホンダヒートに17-20で逆転負けを喫し3連敗…ボーナスポイント獲得も6位へ後退

2月23日(日)、ジャパンラグビー リーグワン2024-25は全18節からなるリーグ戦の折り返しに当たる第9節を迎えた。

第8節終了時点で4勝4敗、総勝ち点20で5位の横浜キヤノンイーグルスは、3勝5敗で8位の三重ホンダヒートと敵地・三重交通G スポーツの杜 鈴鹿(三重県)で対戦した。 イーグルスにとっては何としても連敗を2で止め、第6節の勝利以来となる勝ち点の上乗せを実現したい一戦となった。会場では3,136人のファンが両チームの激しい攻防を見守り続けた。

■前半

初先発のLOコルマック・ダリーの先制トライで5-0に

先手を取りたいイーグルスはキックオフ早々から好機を作り出す。

前半3分、SO田村優の鮮やかな50:22キックにより敵陣5mラインでのマイボールラインアウトのチャンスを得ると、そこからFW勝負を仕掛け、初先発のLOコルマック・ダリーが密集の中でトライ。まずは5-0と先制に成功する。

WTB竹澤正祥のトライでリードを広げ前半は12-6と6点リード

15分には相手にPGを決められ5-3とされたものの、23分、イーグルスはHO中村駿太やCTB田畑凌のボールキャリーで大きく前進する。そしてFBブレンダン・オーウェンのパスをタッチライン際で受けたWTB竹澤正祥が持ち前の力強いランで走り切り、トライ。SO田村のゴールも成功し12-3とリードを広げる。

26分には相手の2本目のPGにより12-6と6点差にされたイーグルスは、その後もチャンスを作り続け3本目のトライを目指したものの追加点獲得には至らず、6点差のまま前半終了を迎える。

■後半

相手に連続トライを決められ12-20と逆転を許す

前半最終盤の37分にSH山菅一史がHIA(ヘッドインジュリーアセスメント)の結果脳震盪でピッチを去り、SHファフ・デクラークが投入されたことでギアチェンジが期待された後半だったが、イーグルスはその後も本来の試合運びができず、無得点の時間帯が続く。

すると徐々に相手のアタックを受け始め、23分、26分と連続トライを許し12-20と逆転されてしまう。

WTB石田吉平のトライで3点差に迫るも再逆転できないまま試合終了

8点を追う立場になったイーグルスは32分、HO庭井祐輔、FL嶋田直人のベテランFWが大きくゲインし敵陣でチャンスを作り出すと、最後はCTB田畑のパスをキャッチしたWTB石田吉平が一気にスピードに乗り、トライ。17-20と3点差に迫る。

その後も相手のペナルティからPG、つまり引き分けを狙うことなくあくまで逆転トライを目指し続けたイーグルスだったが、最後までチャンスを活かしきれず17-20のままノーサイド。7点差以内の敗戦によるボーナスポイントを獲得し総勝ち点を21としたものの、6位に後退した。

3連敗でリーグ戦を4勝5敗と負け越して折り返したイーグルスは、3月2日(日)の第10節、7位の東京サントリーサンゴリアスと東京・秩父宮ラグビー場で対戦する。まずは星を五分に戻し、しっかりと勝ち点を積み上げたいところだ。

<監督・選手インタビュー>

■沢木敬介監督

残念な結果でしたが、このような結果を招いているのは自分たちです。最後の(逆転トライを目指した)場面については(PGを選択して決めればドローだったものの)同点狙いなどあり得ません。トライを獲りにいく決断をしなかったら逆に怒っていたと思います。(勢いを失った要因は)セットピースです。特に後半のチャンスではほとんどのラインアウトが崩れていました。ラインアウトコーチとともに1週間トレーニングしてきましたが、それを遂行できていないのが現状です。次の試合では改善できるように、また1週間準備したいと思います。

■梶村祐介キャプテン

勝てるチャンスを自分たちから手放して、相手にチャンスを与えてしまいました。最後の場面は何回同じシチュエーションになってもトライを狙いにいきますが、相手の方がアグレッシブに前に出ていましたし、自分たちがそのレースで勝てませんでした。それが全てです。言い訳できない敗戦となりましたが、改善すべき点はシンプルです。具体的にはセットピース、特にラインアウトから自分たちが準備していたプレーがほとんどできなかったので、もう一度高いクオリティを求めていきます。勝負どころでのペナルティの多さも改善する必要があります。

■セットプレーに加えボールキャリーでも持ち味を出したHO中村駿太

自分たちから勝つチャンスを手放してしまい、非常に残念な気持ちです。やるべきことができず、簡単なエラーやペナルティなどで自分たちの流れを相手に渡してしまいました。全員がもっと勝ちに対してハングリーにならなければなりません。(先発にあたり)まずはセットピースで相手にプレッシャーをかける、そして自分の強みであるフィールドプレーでチームに貢献する、これらを意識して臨みましたが、ラインアウトは自分(のパフォーマンス)に対しても納得できないところがありました。次節に向けてやることを明確にして、FWグループをリーダーとして前に進めたいと思います。

■リーグワン初先発で先制トライを決めるなど活躍したLOコルマック・ダリー

前半はリードしていたのに後半にはひっくり返されてしまいました。相手は強いチームで後半は挽回してくるとわかっていたので、こういう形になってしまったことは残念です。私は(前半37分に)交代することになりましたが、試合に出ている間はコーチに求められていたことを100%やり切ることができたと思っています。今日はアンラッキーな形になりましたが、今後もコーチの指示、指導のもと100%やり切るだけです。(リーグワン初先発について)先発でもベンチスタートでも、最初から全開でいくことに変わりはありません。次節のサンゴリアス戦に向けてまたしっかりと準備します。

■2試合連続で先発しボールキャリーやトライアシストなどで貢献したCTB田畑凌

最初に2トライした後、敵陣22mラインの中に入ってもスコアできなかったことが大きく影響しました。試合2日前の練習でもライザーズ(ノンメンバー)とメンバーでいい練習ができていたので準備不足はありませんでしたが、自分たちのスタンダード(としているパフォーマンス)を出さないといけないなかで負けてしまい、それを遂行できなかった要因がどこかにあるのかもしれません。自分には相手のギャップを突くラン、ハードキャリーが求められていたので、その姿勢は見せられたと思っています。(前節に続いての先発に)誰が出てもイーグルスのラグビーを体現する責任があると考えています。