MATCH試合
2025.03.22 sat 第12節
TIME
イーグルス
ハイライト
試合概要
| キックオフ日時 | 2025.03.22 (土) 14:30 |
|---|---|
| 試合会場 | スピアーズえどりくフィールド |
| 所在地 | 東京都 |
| 天候 | 晴れ/弱風 |
| ピッチ状態 | 良い |
| 入場者数 | 4,680人 |
| プレイヤーオブザマッチ | S東京ベイ(5)デーヴィッド ・ブルブリング |
試合記録
横浜E |
S東京ベイ |
|||
|---|---|---|---|---|
| 24 | 3 | 前半 | 12 | 41 |
| 21 | 後半 | 29 | ||
| 前半 | 後半 |
|---|---|
| 0 | 3 |
| 0 | 3 |
| 0 | 0 |
| 1 | 0 |
| 0 | 0 |
| 計 | 計 | |
|---|---|---|
| 3 | T | 6 |
| 3 | G | 4 |
| 0 | PT | 0 |
| 1 | PG | 1 |
| 0 | DG | 0 |
| 前半 | 後半 |
|---|---|
| 2 | 4 |
| 1 | 3 |
| 0 | 0 |
| 0 | 1 |
| 0 | 0 |
メンバー
| 選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
|---|---|---|---|---|
| 岡部崇人 | 1 | PR | 1 | 海士 広大 |
| 中村駿太 | 2 | HO | 2 | マルコム・マークス |
| 祝原涼介 | 3 | PR | 3 | オペティ・ヘル |
| トム・ジェフリーズ | 4 | LO | 4 | ルアン・ボタ |
| マシュー・フィリップ | 5 | LO | 5 | デーヴィッド・ブルブリング |
| ビリー・ハーモン | 6 | FL | 6 | トゥパ フィナウ |
| 古川聖人 | 7 | FL | 7 | 末永 健雄 |
| アマナキ・レレイ・マフィ | 8 | NO.8 | 8 | ファウルア・マキシ |
| 荒井康植 | 9 | SH | 9 | 藤原 忍 |
| 田村優 | 10 | SO | 10 | バーナード・フォーリー |
| 竹澤正祥 | 11 | WTB | 11 | 根塚 洸雅 |
| 田畑凌 | 12 | CTB | 12 | 廣瀬 雄也 |
| ジェシー・クリエル | 13 | CTB | 13 | リカス・プレトリアス |
| ヴィリアメ・タカヤワ | 14 | WTB | 14 | ハラトア・ヴァイレア |
| 小倉順平 | 15 | FB | 15 | 押川 敦治 |
| 庭井祐輔 | 16 | R | 16 | 江良 颯 |
| 南友紀 | 17 | R | 17 | 紙森 陽太 |
| 杉本達郎 | 18 | R | 18 | 為房 慶次朗 |
| リアキマタギ・モリ | 19 | R | 19 | メルヴェ・オリヴィエ |
| 嶋田直人 | 20 | R | 20 | タイラー・ポール |
| アミニアシ・ショー | 21 | R | 21 | ブリン・ホール |
| 山菅一史 | 22 | R | 22 | 立川 理道 |
| ブレンダン・オーウェン | 23 | R | 23 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
イーグルス、クボタスピアーズ船橋・東京ベイを相手に終盤反撃も24-41で敗れ2連敗
初夏のような陽気となった3月22日(土)のジャパンラグビー リーグワン第12節、前節終了時点で5勝6敗(勝ち点26)で6位の横浜キヤノンイーグルスは、同3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦した。
第7節のホストゲームでは後半途中までリードしながら終盤に逆転され22-30で敗れた相手とあって、その借りを返すとともにチームとして再び勢いづくきっかけを手にする絶好の機会となった。
敵地・スピアーズえどりくフィールド(東京)では4,680人の観客がプレーオフトーナメント進出圏内(6位以上)の両チームの激突を見守った。
■前半
チャンスを作りながら得点につなげられない時間帯が続く
前半、イーグルスはボールをキープしながら繰り返し敵陣へ攻め入るもペナルティや相手のタッチキックによりチャンスを逸し、思い描いた展開に持ち込めない時間帯が続く。
イーグルスはNO.8アマナキ・レレイ・マフィのスティールや、WTBヴィリアメ・タカヤワの鋭いタックルなどで相手のアタックを寸断するなど粘り強いディフェンスを続ける。しかし25分に相手に初トライを許し、0-5と均衡を破られる。
SO田村優のPGで3点を返すも2トライ目を許し9点差に広げられる
34分には相手のサイドエントリーのペナルティからSO田村優がPGを決めて3-5と点差を詰めたものの、前半終了間際の37分に相手に2トライ目を決められ、スコアは3-12に。
9点ビハインドにされたところでハーフタイムを迎える。
■後半
連続トライを決められた後NO.8アマナキ・レレイ・マフィがこの試合チーム初トライ
心機一転、反撃といきたいイーグルスだったが、後半開始早々の3分と5分に相手に連続トライを決められ、3-26とさらに点差を広げられてしまう。
少しでもその差を埋めたいイーグルスは12分、敵陣5mライン上でのマイボールラインアウトからモールで一気に前進し、NO.8マフィがこの試合チーム初トライ。SO田村のゴールも成功し10-26とする。
WTBブレンダン・オーウェンの2トライで猛追するも逆転には至らず
16点差にして追い上げへの機運が高まったかに見えたが、直後の14分に再び相手にトライを許し、スコアは10-31に。24分にはPGを決められ10-34と24点差を追いかける展開となる。
それでもあくまで逆転を目指したイーグルスは28分、ラックからSH山菅一史のパスを受けたSO田村が右前方へキックを放ち、WTBブレンダン・オーウェンがトライゾーンでボールを押さえてトライ。17-34とする。
さらに34分、イーグルスは再び敵陣深い位置でのラインアウトを起点に攻め、SH山菅、CTB田畑凌、SO田村とパスをつなぎ、最後はWTBオーウェンが連続トライ。24-34と10点差に迫る。7点差以内の敗戦でのボーナスポイント、あるいは逆転勝利も見えてきたが、直後の35分にまたしても相手にトライを許し、24-41で試合終了。前節に続いての敗戦となり、総勝ち点は26で順位は6位のままとなった。
なお、この試合で9得点を挙げたSO田村はトップリーグ・リーグワン通算で1000得点(試合終了時点で1002得点)の偉業を成し遂げた。また、アーリーエントリー制度(大学チームの最終学年で所定の手続きと一定の条件を満たした選手が当該年度の全国大学選手権決勝後に所属内定チームの公式戦にエントリーできる制度)登録選手のNO.8アミニアシ・ショーがリーグワン公式戦デビューを果たした。
イーグルスは3月30日(日)の第13節、今シーズン初開催となるクラサスドーム大分でのホストゲームでトヨタヴェルブリッツとの2度目の対戦に臨む。残り3分の1となったリーグ戦でプレーオフ圏内の6位以上を死守するためにも、まずはセカンダリーホストエリアの大分の地で連敗を止め、何としても勝ち点4以上を積み上げたい。
<監督・選手インタビュー>
■沢木敬介監督
今シーズンは自分たちから崩れていく、同じような(負け)パターンがなかなか改善されません。そこをしっかり改善しないと次のステージへ進めなくなるので、まずは課題を明確にして、次のトヨタ戦に向けてもう一度準備したいと思います。(トライした後にすぐ失点したことに)メンタルに起因する部分もありますが、やはり「ここが大事だ」というセイムピクチャーを全員が見なければならない場面で全然つながりを感じなかったので、誰がそれをリードするのか、というところもあらためて準備します。次節も新しいメンバーが入ってくると思います。
■古川聖人ゲームキャプテン
今日はとにかく勝ちにこだわり、勝つために準備してきましたが、この結果が現実です。自分たちから崩れてしまうパターンはトレーニングの段階で改善されると思うので、試合に出ていないメンバーも含め選手一人ひとりが一体となって考えて行動し、改善につなげていきたいです。(初めて先発でキャプテンを務めたが)イーグルスにはリーダーシップのある選手がたくさんいるので、彼らにリードしてもらいながら自分は体を張ってスタンダードを示し、全体のマインドセットをリードしました。次節も体を張って相手を止めることを強く意識します。
■第8節以来1カ月ぶりに先発に返り咲きスクラム等で貢献したPR祝原涼介
負けが続いていますが、チームのエナジーや、やろうとしていること自体はいい方向へ向かっていると思うので、あとは結果だけを求めていきます。自分たちが敵陣22mラインに入ってからスコアできないことにチームとして乗り切れてないところが表れていると感じていますが、ここからは勝つしかないので引き続きクオリティにこだわっていきたいです。スクラムは8人(FW)がまとまり、前半からいい形でスクラムを組めた場面もありましたので、ポジティブに捉えています。(前節までリザーブが続いていたが)今後も先発にこだわって、もっともっとパフォーマンスを上げていきたいです。
■先発で今シーズン初出場を果たし前半の40分間を受け持ったSH荒井康植
負けて反省するのはもうやめて、次からは勝って反省できるようにしたいと思っています。そのためにもしっかり詳細を詰めて、あらためて一人ひとりがそれぞれの役割を明確にする必要があります。(今シーズン初出場だが)やることは変わりませんでした。自分の役割を明確にして試合に臨みました。(前半はチャンスを活かせず)こちらから仕掛けてテンポよくアタックすれば絶対にスコアできる、というプランでした。実際にいい場面もあったのですが、最後の最後でミスや反則がありトライできなかったことは反省しています。今後も変わらず他のSHたちとしっかり話し合い、協力していきます。
■アーリーエントリー選手としてリーグワンデビューを果たしたNo.8アミニアシ・ショー
(初出場に)今日はチャンスを与えてもらって本当に感謝しています。いい気分ですし、もう一度(試合に)出る準備ができているくらいです。今後ももっとチャンスをもらいたいですね。まだまだ課題はありますが、これからもチームのためにベストを尽くします。(相手のFWについて)大きくて強かったですが、個人的には互角にわたり合えたと感じています。(勝利という)結果は得られませんでしたが、フィジカルの面やセットプレーなどポジティブな要素もありました。今後も一貫性を持って取り組んでいく必要があります。(武器である)フィジカルもさらにレベルアップさせていきたいです。