「先輩たちは凄い」。しかしルーキー嶋田は先輩たちのグッドネスを全て盗んで、外国人選手を含んだ激戦のポジション争いを勝ち取っていくという、ポジティブな自信が言葉の端々からほとばしる。
■プロフィール
中学生から始めました、中・高・大とラグビー一筋。 怪我も多かったけど、怪我してきてもその分もっといいプレイヤーになり意識が芽生えてきました。 悪いこともあったのですがそれをバネにしてやってきた結果、大学では関西リーグで優勝することができました。
ー学生時代との違い
コンタクトの強さがとても違います。 自分自身、学生時代にはコンタクトの強さが売りだったのですが、トップリーガーの強さで前に出ることを阻まれることがあります。
そのためにも現在はウェイトトレーニングに力を入れています。 もちろん練習メニューにもあるのですが、練習の終了後も自分で居残ってウェイトトレーニングの続きを行ったりしています。 また、V字腹筋やうつ伏せから起きあがる背筋など体幹を鍛えています。 このように鍛えてきたことでタックルされてもぶれなくなってきましたし、そのあとのボールの扱いも良くなってきました。
ー学生時代のあなたの強みは
ボールを持ってからですね。 アタックが好きなので、前を見て相手の穴を見つけてそこに走っていきます。 また、ボールを持っていなくても相手のすきを見るためにきょろきょろしています。 そんなシーンを見てもらえると「嶋田がボールを取りに行くのだな」と分かっていただけると思います。 その時のポイントは前を見ることです。ボールばかりを追いかけずに、状況の判断をします。 学生時代のコーチからも良く言われていました。
ー刺激を受けているプレイヤー
トムソン選手ですね、全てが違います。 特にボールを持った時の動きはすごいです、トムソンが来たら止めにくいですね。 タックルされてもボールを活かすので本当に勉強になります。世界のトッププレーヤーと一緒に練習できてキヤノンに入ってほんとによかったと実感しています。
また、ロウ選手はディフェンスとブレークダウンに入る時が凄いです。 トムソン選手と違ってディフェンスが強い。 二人のいいところを盗んで良い選手になりたい。 ロウ選手とトムソン選手に競り勝って出場したいです。 清水さんも竹山さんも凄い、さらに菊谷さんも入ってくるので競争が厳しくなります。 そんな中でも良いところを盗んで、先輩方ができない、自分しかできないことをもっと伸ばしていければ試合には出ることができるのではと思います。
ーフランカーでポジションを取ったらジャパンへの道があるね
菊谷さん世界NO.1の二人(アダムとカール・ロウ)を超えたら世界も見えてくるのでやりがいがあります。楽しみです。
ーキヤノンイーグルスについて
施設面の充実、ウェイトのジム、グラウンドも最高で想像していた以上で充実しています。
ー公式戦までになすべきこと
全試合出場が目標ですが、もっともっと体を大きくすること、前を見ること、そして一瞬の判断力と、一瞬のスピードを高めていくことが私の課題です。
ーサポーターの皆さんへメッセージ
会場に来てもらうとテンションが上がります。「シマ頑張れ」と応援して下さい。皆さんの声援が力になります。
このインタビュー映像はこちらからご覧いただけます。