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2013.04.24
REPORT

4月20日(土)、レスリングのコーチング 第1回目が行われました。

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4月20日(土)、キヤノンスポーツパークで、キヤノンイーグルスの選手がレスリングの指導を受けました。

日本スポーツ界のお家芸ともいえるレスリングは、ラグビーと同様に激しい格闘技。ラグビーに通じるスキルがたくさんある一方で、ラグビーでは普段あまり使わない筋肉を使うことなどから、以前からフィットネスやストレングスの強化のためにレスリングを練習に導入しているチームが増えてきています。また「他の競技に学ぶ」という動きが高まりつつある中、キヤノンイーグルスもさらなるレベルアップを目指し、レスリングの指導を受けることになりました。

朝9時、メイングランド奥に分厚いラバーを敷いて、約15メートル四方のリング(?)を設営。まずフォワードの選手から指導を受けましたが、レスリングは初めての選手が多く、「何が始まるのか?」と興味と緊張の表情。

レスリングの独特な準備体操に続いてのストレッチでは、ブリッジの体勢を足と首だけで支えて首の強化をしたり、2人一組になって差し合い(相撲の「差し出争い」)からもろ差しになったら勝ち、また立ち膝をついて4つに組んだ状態から、片足だけ上げても良いという条件で先に倒した方が勝ち、という練習を行いました。どれも初めての練習に、倒した方も倒された方も「ウワーッ」と選手たちは大盛り上がり。

小柄なコーチに軽く倒されてしまった竹山選手は、目を白黒させながら「全然違いますね。僕の方が体重はだいぶ重いのに、全然動かせませんでした。『ぶつけ合う』という意味で良く似ているレスリングの中から、これから体の使い方もあると思うので、いい練習ができると感じました。タックルや投げるところなど、しっかり身に着けていきたいと思います。」

9時50分、サブグランドでたっぷり走り込んできたバックス陣に交代。こちらで血祭り(?)にされたのが吉田 健選手。先生にあっという間に倒され、イーグルスのメンバーとの対戦でもなかなか勝てず、永友監督、アンディヘッドコーチから「ケン!」と何度も叱咤激励。

そんな吉田選手は、「やはり腰の低さや手の入れ方とか、ラグビーでも必要だと思う部分がありますね。ラグビーの試合で疲れた時にタックルが高くなってしまうことがあるのですが、今日のセッションから改めてタックルに活かせることがあると感じました。今日は最初だったので聞くだけでしたが、徐々に僕が先陣を切ってこちらからも質問をして、ラグビーに活かせるようにしていきます。まだまだですが調子はいいです。今年の僕に期待してください。」とレスリングでは負けっぱなしでも、調子の良さをアピール。

「大きな選手は体をコントロールがしにくいので、レスリングの動きを覚えればラグビーの動きもより良くなると思います。身のこなしが良くなることで、怪我を防ぐ効果もあると思います。これからは選手とコミュニケーションを取りながら、自分もラグビーのことを勉強してお互いのメリットをなるべくたくさん生み出したいと思っています。」と、コーチからも積極的なコメントをいただきました。

2010年、試合の日程などからレスリングの導入が一時的になったという経緯があることに、「今回は継続して吸収していくというターゲットがあります。すぐに身に着けるのは難しいと思うので、あと5回今日のような指導を受けて、しっかり続けていく計画です。同じ練習でも違う人から教わったり、他の競技から新しいことを学ぶことで、練習の質が上がり刺激にもなります。そんな狙いもあります。違う筋肉を使うことでストレングスの強化にもなると思いますので、しっかりやっていきたいですね。」 と、永友監督も今回の試みに強い意欲を見せています。

今後のキヤノンイーグルスのさらなるレベルアップにご注目ください。

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